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KTM初の本格スポーツカー「X-Bow」が2008年に市場に登場するという話。

X-Bow

Raptors & Rockets」の「News」によると、オーストリーのモーターサイクルメーカーKTMが、自動車の開発し2008年には販売に乗り出すようです。ここ最近、自動車会社が市場にデビューする時の、最初のモデルはスボーツカーということが多いのですが、KTMもやはりスポーツカーのようです。名前は「X-Bow」だそうです。ただし、この「X-Bow」は、全てKTM製というわけではなく、エンジンと、トランスミッションはVolkswagen製のモノを使用するようです。KTMにはエンジン開発能力が無い訳ではないのですが、流石に一から実用に足る自動車用のエンジンの開発は無理と判断した様ですね。

エンジンは、Volkswagenの「Golf GTI」に使われている排気量2リッターのモノが使われます。ターボチャージャーでピークパワーを200hp出していますから、スポーツカーらしいパワフルさですね。さらには、「X-Bow」のシャーシはAudiの「S3」に搭載されてるピークパワー300hpのエンジンにも対応し搭載することが可能なようです。

フレームは、F3やIRLなどに車体を供給しているイタリアのレーシングカーコンストラクターDallaraによって開発されています。カーボン製のモノコックが採用され、軽さと高剛性を実現している本格的なモノなっているようです。また、Dallaraは外観のテザインにも協力していて、KTMでデザインされた車体の空力テストも行っているようです。

足まわりは、KTM傘下のサスペンションメーカーWPのモノが採用され、ブレーキはbremboが採用されているようです。

KTMでは、ショーでの反響を見ながら、この「X-Bow」をとりあえず100台生産し、好評であれば500台ぐらいは作りたいと考えているようです。小型のスポーツカーはイギリスでの需要が大きいので、初回に製作される台数の内10%以上は、右ハンドルになるとの事です。ということは、日本にも多くの台数入ってくる可能性があるって事ですかね。

気になる価格なんですが、大体40,000ユーロ(日本円で約6,191,000円)になるそうです。少量生産の自動車としては結構安い方になるのではと思いますね。価格的にも性能的にもLotusの「Elise S」と真っ向勝負ってとこですか。

とりあえず、「Raptors & Rockets」「News」に掲載されている「X-Bow」の画像をリンクしときます。これが実車のイメージイラストなのか真偽の程は分かりませんが、もしこの形ならナカナカ格好よろしいんじゃないですか。やっぱり、KTMの車体色はオレンジですよね。

--追記--
下記のリンク先のイラストは、KTMのオフィシャルな「X-Bow」のデザインイラストだそうです。この形で生産されるそうです。

  1. KTM「X-Bow」の正面から見たイラスト>>
  2. KTM「X-Bow」の斜め前から見たイラスト>>

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このページは、naganagaが2006年12月15日 23:40に書いたブログ記事です。

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