Motorcycle
待望のDucati「Hypermotard」。コンセプトモデルまんまのデザインで登場!!
昨年のショーでコンセプトモデルが公開されて、発売を待望されていたDucatiの新モデル「Hypermotard」の市販型が発表されました。この「Hypermotard」最初から量産を意識してデザインされたコンセプトモデルだった為か、ショーで好評だったデザインには、全く手を加えていませんね。あのデザインのまま、公道用として市場に投入と言うことになりました。昔からDucatiコンセプトモデルは、市販モデルとのデザインの差が、余りないメーカーなので、大幅に変更されるっていう心配はしていませんでしたけどね。あのデザインに惚れて購入を決意した人には、朗報だと思いますヨ。
コンセプトモデルと市販モデルのテザインの違いを強いて上げれば、タンデムステップ追加された事ぐらいですね。エンジンパーツが、コンセプトモデルとして見栄えをよくする為に装着していたレース用モノが、公道用のモノに置き換わっています。ここは耐久性を考えると、コンセプトモデルのまんまってわけにはいかないですからね。メーカーとしてはそのままというわけにはいかないでしょう。
「Motor Box」の記事によると、エンジンは、お馴染みの空冷4サイクルL型2気筒が積まれています。最新の「Multistrada」に搭載されている、排気量1078ccのエンジンになり、コンセプトモデルで謳われていた100hpのピークパワーは達成されませんでしたが、欧州の排ガス規制ユーロ3に適合した上で、95hpのピークパワーと、10.5kgmのトルクを発生させています。そのお陰で、排気管にキャタライザーが追加されたので、取り回しがコンセプトモデルから変わってますけどね。乾燥車重は180kgとコンセプトモデルより5kgだけ重くなっています。パワーダウンと重量増はイタイですけど、環境対策は大事なので仕方ないですね。クラッチは、湿式になってしまった「Multistrada」とは違い、新しいタイプの乾式クラッチを採用しているようです。
タンク容量は、大夫少なくて11.5リッターの容量なんだそうです。この容量は、デザイン上仕方ないのかもしれませんが、ちょっと航続距離短いですね。
足まわりは、SHOWA製のサスペンションが採用されていますが、「S」モデルでは、Ohlins製のサスペンションが奢られる事になるようです。フロントサスペンションと組み合わされるプレーキは、コンセプトモデルがシングルディスクだったのに対して、305mmのディスクをダブルに装着するものに変更され、brembo製のキャリパーがラジアルマウントされています。
ちょっとマイルドになってしまった感のある「Hypermotard」ですが、その魅力がスポイルされてしまったとまではいかないと思います。どちらかというとそのデザインに惚れてる人が多いと思うので、あまり関係ないでしょう。まだ、価格は発表されていないのですが、07年の4月から5月にかけて、市場に投入されるようです。もうすぐ、実物を拝めますヨ。