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「在日の地図 大韓棄民国物語」で、コリアタウンを通して知った在日の歴史。

在日の地図

晋遊舎刊の「マンガ嫌韓流」「マンガ嫌韓流2」といえば、現代の日本と隣国韓国との歪んだ関係を問い直すマンガとして、ネットで話題となった作品です。その著者、山野車輪氏は、今回の海王社刊「在日の地図 大韓棄民国物語」では、日本各地に点在する朝鮮半島というべきコリアタウンを実際に訪れて、その町の変遷を紹介しながら、その地域にどうして在日韓国・朝鮮人(以下在日)が集まるようになったのか、日本における在日韓国朝鮮人の歴史を絡ませながら、解りやすく紹介しています。「コリアンタウンの観光ガイド」と言っても問題ないでしょう。

しかし、日本全国にこれだけのコリアタウンが存在しているとは想像以上でした。地元にも小さいながらコリアタウンが存在していて(本書の中で1行だけ取り上げられてます)、他の地域とは違う独特の殺伐とした雰囲気漂う町いうのは、肌で知っているのですが、他の地方に存在するコリアタウンも、同じような雰囲気なのに、正直驚きを隠せませんでしたヨ。それが民族性なのか、別の何かなのか自分には解りませんけど。

また、本書各所でも語られているように、戦前、戦後に日本にやってきたいわゆるオールドカマーの在日が、朝鮮半島でも特定の地域に偏っている事、特に朝鮮半島の中にあって差別に苦しんでいた済州島から出稼ぎに来た人が多いという事は、初めて知る事でした。戦後、日本人社会と朝鮮人社会とを隔てた壁に苦しんだとしても、日本で生活する方がまだマシだったという事なのがナンとも皮肉に思えます。ただ、長く差別に喘いできたのが原因なのか、北朝鮮籍が多いというのは、自らの力で近代国家となりえず、経済的な建設が遅れてしまった彼ら歴史と、戦後から長く続いてきた日本の左翼寄りの世論や、他の被差別勢力との繋がりを反映している訳なんでしょうか。

後、太平洋戦争で破壊し尽くされたインフラ(鉄道、炭鉱)を急速に回復させようと、後先を考えていない日本のやり方が、こういった負の部分を生み出したんだという事も垣間見えるようです。

ただ、京都府のコリアタウンであるウトロ地区の問題は、もめてる当事者が在日同士なのに、何故か日本(自治体)が悪いという方向になるのは、ある意味、朝鮮人らしいのかなと思えます。結局は、在日社会が、どうこの国の主である日本人社会と折り合いを付けていくのか考えないと現状は変わっていかないんじゃないかなと思いましたね。

エピローグでは、いわゆる在日と呼ばれる人達との問題点を指摘しているのですが、利権と呼ばれるモノを生み出し、それを拡張しようとする動きは、本書で彼らの歴史の一端に触れたとしても、首を傾げざる得ないです。この「在日の地図 大韓棄民国物語」を読み終えて、何故そんな事をするのか疑問符はさらに大きくなってしましたヨ。

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在日の地図 ~大韓棄民国物語
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このページは、naganagaが2006年11月 6日 23:37に書いたブログ記事です。

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