Book
「9.11テロ捏造 日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ」で垣間見る、アメリカの凶悪な裏の顔。
2001年9月11日、アメリカ合衆国のニューヨークで起きた同時多発テロは、まるでハリウッドお得意のVFX映画の様な大規模な破壊活動が、現実に起きたという事実だけでも衝撃的な事件でした。しかし、自分は、当時からこの事件に違和感を感じていました。それは、世界貿易センターの1号棟と2号棟が、ビルの爆破解体の様にキレイな崩れ方をした事、テロの被害がない世界貿易センター7号棟の不可解な倒壊、旅客機がぶつかった割に小規模な被害のペンタゴン(アメリカ国防総省)の3つです。事件から5年、やっと自分の疑問に答えてくれる本と巡り会えましたヨ。それが徳間書店刊「9.11テロ捏造 日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ」でした。
で、全体を読んでみて、疑問解消でスッキリですね。事件当時、ふと頭をよぎったアメリカ合衆国の自作自演じゃないかという思いは、間違いじゃないと思わせてくれましたヨ。著者のベンジャミン・フルフォード氏には、グッジョブの賛辞を送りたいと思います。
9.11同時多発テロが、アメリカの自作自演で捏造したモノと聞いて、日本人の大半は、そんな馬鹿なことがあるわけないと思っている筈です。実際、ビルで働いていた人や、突っ込んだ旅客機の乗客も死亡者数も発表されているし、実行犯だってFBIが確定しています。そういう報道がなされてきましたからね。
しかし、本書では、それが全て捏造であることを、実際に世界の様々な報道機関が、公式に報道している記事や、様々な分野の専門家の意見(主にインターネットの情報)を参考にすることで、アメリカの自作自演を証明しています。
例えば、「ハイジャックされた旅客機に乗っていて、ビルに突っ込んで死んだはずの乗客名簿は現在に至るも一切公表されていない」とか、「自爆して、アラーのもとへ旅だった筈の実行犯が生きていて、アメリカ相手に名誉棄損で訴える準備をしている」等です。これだけでも、あの9.11同時多発テロは胡散臭いというのが分かるってモノです。正直、幾らオイルマネーで潤沢な資金があるテロ組織だから言って、単独で、しかも世界最強の諜報組織CIA気付かれることなく、アメリカの中枢部で、あれだけの事件をやってのけるのは無理だと思いますヨ。アルカイダも、アメリカに利用されたに過ぎない存在らしいのです。
では、何故、アメリカは自作自演までしてテロを捏造したのか。本書では、アメリカが他国に戦争しかける口実を作る為だとしています。石油利権確保と、兵器を売る為に...。やっぱり、金儲けがしたかったというのが本当動機のようです。
本書の後半は、9.11同時多発テロの検証作業の経過から見え隠れする、アメリカの暗部に迫っていきます。そこには、アメリカのバカ金持ち連中に代々受け継がれる、アメリカ一国のみが栄えるべきだ(富裕層だけ)という孤立主義や、白人優位主義など、キリスト教原理主義にのっとった選民思想(異教徒との最終戦争の後、生き残るのはキリスト教徒だけという思想)が、今なお生き続けている事が分かります。どうも連中は、その目的を達成させる為には、何をやっても許されると本気で思っているようなので始末が悪い。9.11同時多発テロその始まりに過ぎず、軍産複合体を母体とするバカ金持ちの互助会組織に、世界は支配されようとしていると本書は警告しています。
正直、自分的には、過去イロイロなUFO関係の話しを読んできて、アメリカは裏で何をしているか分からない国だと思っているので別段驚きもせず、何を今更と思ってしまいたヨ。ただ、オカルト系ではない普通のジャーナリストが、ここまで書くと言うことは、アメリカの暗部が、裏の世界から表に出てきたという事なのでしょう。より脅威のレベルが上がっていると思って間違いないでしょうね。
正直、先軍政治とかいって、軍事力のみに依存している北朝鮮と、あんまり変わらないですね。アメリカを世界最凶のヤグザ国家と名指しした人がいましたが、この「9.11テロ捏造 日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ」を読んで、あらためて確信しましたヨ。
しかし、本書に各所に挿入される著者のコラムは、読んでてうざったいのと、オカルティックでお花畑な内容に、ちょっと痛さを感じてしまいした。ちゃんと章をとって普通に入れた方が良かったと思いますヨ。
- 9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ
- ベンジャミン フルフォード Benjamin Fulford
- 徳間書店 2006-07
- 売り上げランキング : 4199
- おすすめ平均
- 崩れていくのはWTCビルだけではない
- 出版されてはいけなかった本
- 疑惑
- ブッシュ政権と軍産共同体の危険性を指摘する本
- 疑問符だらけの9・11
by G-Tools , 2006/11/08
- 暴かれた9.11疑惑の真相
- ベンジャミン フルフォード Benjamin Fulford
- 扶桑社 2006-09
- 売り上げランキング : 745
- おすすめ平均
- 付属DVDは一見の価値があります
- 自作自演のアメリカの政治と戦争の真実
- 一読の価値有り
- 荒唐無稽
- クロに近いグレー。立証材料の羅列に物足りなさも感じた
by G-Tools , 2006/11/08
コメント [2]
テロもアポロも自作自演。
なんて国なんでしょうか
まぁ自作だと頭から信じない日本人も似たようなもんか
>ALYSSAさん
嘘は半分本当が入っていると信じてもらいやすくなるという話がありますが、9.11の場合は、あまりに胡散臭い訳です。個人的にアポロは11号・12号は、現地と、スタジオが半々ナンじゃないかと思っています。中継が途切れたり、不測の事態(写ったらいけないモノが写ったとか)に対応する為ですね。なんせメンツを立てつつ隠蔽工作をしなければいけなかったから。