Motorcycle
名前はスゴイ進化の「FZ6 spec2」と、「FZ6 Fazer spec2」。けど、実は地味なアップデートなんです。
登場以来、欧州におけるYAMAHAの600ccクラスのベストセラーネイキッドモデルとなっている「FZ6」と、「FZ6 Fazer」なんですが、今回「FZ6 spec2」と、「FZ6 Fazer spec2」にアップデートされました。名前にspec2と付いて何だかスゴイ進化をしたよう感じると思いますが、実は、名前だけといっても言い過ぎではないぐらい地味なんですヨ。正直、欧州の排気ガス規制ユーロ3に適合させるのがメインです。
なので、「FZ6 spec2」の方は、デザイン等の変化は、スイングアームの形状が変わったのと、シートの形が少し変わったぐらいで、「FZ6」から殆ど変化していません。「FZ6 Fazer spec2」の方は、車体部分は「FZ6 spec2」同様変化無しなんですが、フロントカウルの形状が大幅変更されています。丸い面が印象的だったデザインからエッジが立ったシャープなデザインに変わり、ラジエター付近まであった横の部分が短くされタンクとの一体感が増しながらカウル小さく見せるような処理がされています。ヘッドライト周りも大幅に変更され、「YZF-R6」に近い雰囲気の顔になりました。欧州メーカーのモデルみたいに洗練された印象になりナカナカ良いんじゃないかと思いますね。後、シート形状の変更で、乗り心地と足つき性が良くなったそうで、小柄な人には嬉しい改良となってるみたいです。
「Motor Box」の記事によると、エンジンの性能は、排気管に触媒が追加されたにもかかわらず、インジェクションのマッピング等の変更で、従来と同じ、12,000回転で98hpピークパワーと、10,000回転で63.1Nmの最大トルクが維持されています。欧州の排気ガス規制ユーロ3に適合です。
足まわりは、サスペンションは変更無しなのですが、ブレーキキャリパーが新型となっています。なんと左右を連結するボルトがないモノブロックキャリパーになっているそうです。ABS選択可です。
早ければ11月ぐらいには、市場に出てくるみたいです。記事では7,095ユーロ(約1,070,000円)と、7,395ユーロ(約1,100,000円)位になると予想しているみたいなんですが、600ccクラスのモデルとしては、ちょっと高い感じがしますね。日本国内では「FZ6」と、「FZ6 Fazer」は、800,000円と、830,000円で売られているので、恐らくこれに近い価格なると思いますヨ。