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新しい「YZF R-1」はキープコンセプト。乗りやすさ重視の改良を施されながらも180hp到達。

YZF R-1

前のエントリーで、写真だけ先に公開された、YAMAHAのスーパーバイクモデル「YZF R-1」の詳細が、やっと公開されました。発表前に写真が公開されるなんて「YZF R-1」のモデルチェンジに対する世間の注目度が高い事を現れなんでしょうね。ある意味、孤高の存在ってやつですか。すでに「YZF R-1」というブランドが確立しているみたいですね。ある意味、速さのみを追求せず、公道での使い易さに割り切った初代のイメージは、大成功だったんだぁと、今更ながら思いますヨ。現行はそうかと言われると、かなり怪しくなってますけど...。

写真を見る前は、昨年の「YZF R-6」が、大幅なデザインの変更を受けたので、新しい「YZF R-1」もかなりの変更があるのかなと思っていたのですが、「YZF R-6」ほどの変化はなく、キープコンセプトなデザインだったので、ちょっと拍子抜けでしたね。詳細をコメントしても仕方ないかなと思うんですよね。

アッパーカウルの形状も旧モデルとほぼ同じながら、ヘッドライトの大型化、エアインテークの口径拡大に伴って若干バランスの修正が行われています。ヘッドライトとエアインテークが、一体的に見えるようになっているので、ちょっとファニーなイメージになってしまってますね。サイドカウルは、エンジンの露出が若干抑えられたデザインに変更されてます。旧モデルでは、冷却効率を良くしようするあまりに、転倒した時にエンジンが傷ついてしまいそうでしたからね、改善されたのは良かったんじゃないでしょうか。リアカウルは後端に付き出すサイレンサーを包み込むようなタイトな形状になり、小型化されているようです。足つきと座り心地は変わらなさそうですね。

というわけで、とりあえず旧モデルのオーナーは、古くなって寂しい思いのするのは和らげられているデザインだと思いますヨ。(苦)

MOTOR BOX」の記事によると、今回、排気量998ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジン自体にはあまり手が入っていないようなのですが、吸気系に新しい技術が導入されているようです。YCC-I(ヤマハ電子制御インテーク)という電子制御式可変エアファンネルというもので、上下分割式とされた吸気用のダクトは、通常、連結状態で吸気をしているのですが、エンジンの回転数とアクセル開度が一定域を超えると上側のダクトが最大65mmまで分離されて、下側のダクトのみで吸気する仕組みなんだそうです。これに電子制御スロットルYCC-Tが組み合わされ、より滑らかな出力トルク特性を得られるそうですヨ。これにより排気管に触媒が入り、欧州の排ガス規制ユーロ3に適合しながらも、12,500回転で180hpのピークパワーと、10,000回転で112.7Nmの最大トルクを実現しているようです。

このエンジンを包み込む、フレームも新しくなり、30%のひねり剛性を強化したモノになっているそうで、速での安定性と優れた旋回性、レスポンス性を向上させているそうです。

足まわりは、フロントの倒立サスペンションはボトムケースが変更され、剛性の高そうなキャリパーマウントになっています。リアもスイングアームのスタビライザー一体化され、見るからに剛性の高そうな形になっています。ブレーキは、310mm前後のブレーキディスクにラジアルマウントされた新型のブレーキキャリパーが組み合わされます。写真からだと、6ポットの様にも見えるのですが、詳細は不明です。

今回の「YZF R-1」のアップデートは、YAMAHAらしく乗り易さ重視の方向性ですね。パワーばっかり上げる方向だと、かつてのようにジャンル自体が廃れてしまいかねないですもんね。自分的には、この方向性っていうのは良いんじゃないかと思いますヨ。多くの人が支持してくれると良いけど難しいかな。で、気になる価格なんですが、まだ分からないみたいですヨ。出荷時期が12月頃らしいので、その頃には、正式な価格が発表されていると思われます。

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「YAMAHA(ヤマハ)」のリッタースポーツバイク「YZF-R1」のPVです。一人ストイックに、R1でサーキットを攻め込む後姿が、カッチョイイです! ...

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このページは、naganagaが2006年10月12日 23:49に書いたブログ記事です。

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