Motorcycle
MotoGuzzi「Breva 1100」ベースの新しいスポーツモデル「1200 Sport」登場。
個性的なモーターサイクルを送り出すMotoGuzziというメーカーは、その個性故か数をさばけるメーカーではなく大手に比べ資金力が脆弱なので、新しくシャーシを開発すると、数パターン派生モデルを市場に送り出します。一昨年に登場した「Breva 1100」のシャーシを使った派生モデルしては、ツアラー「Norge 1200」が登場しており、今回発表された「1200 Sport」は第3弾となり、スポーツ志向の元気の良いモデルとなっているようです。
デザインは、ベースなった「Breva 1100」から殆どって言っていいほど変わってませんが、専用のビキニカウルとシングルシートカバー、低い位置に変更されたハンドルバー、黒1色とされたボディカラーだけで、こうも印象を変えれるものなのかと、イタリアンデザインの巧さにオドロキですヨ。ビキニカウル単体だけで見てると、オーソドックスな形状なのですが、ヘッドライトの縁が凝った形状になっていて、前面が若干傾斜したライト面と組み合わさって、なにか新しさを感じさせるようにまとめられているのが面白いですね。また、ハンドルを低くなった影響なのか、ビキニカウルからタンクへと流れが続いくように感じられるデザインに仕上がってると思いますヨ。カタチの良いバックミラーもナカナカ。けど、後が見えにくそう...。
「Motor Box」の記事によると、縦置きの空冷4ストロークV型2気筒エンジンは、1200ccに排気量を拡大されいます。スペック等は書かれていないのですが、同じ排気量で同型のエンジンを搭載する「Norge 1200」と、ほぼ同じで、排気量は1,151cc。ピークパワーを7,500回転前後で95hp以上、最大トルクを5,800回転前後で100Nm以上は確保されていると思われます。もしかしたら、全く同じっていう可能性も大ですけど...。もちろん排ガス規制のユーロ3には対応済みです。
足まわりも、セッティングとは変わっているのでしょうけど、同じサスペンションが装着されているようです。ブレーキも、キャリパーは変更無しですが、ディスクが320mmの花形のモノになりました。かなり出入りが激しいタイプなので、前輪の見た目はけっこう派手ですね。
恐らく、ショーモデルの段階のようで、発売時期、価格等は発表されていません。といっても、イタリアのメーカーは、コンセプトモデル出してだけという事は、まず無いので、生産型は必ず出てきますヨ。価格を予想してみると、「Breva 1100」国内では1,638,000円で売られているので、サスペンションあたりの装備が豪華になっていないので、10万円プラスぐらいが順当ではないかと思いますね。まぁ、MotoGuzziに乗る人は指名買いになると思うので、あんまり関係ないかな。