Motorcycle
Apriliaの過激ネイキッドモデル「Tuono 1000 R Factory」300台限定で発売。
昨年、フルモデルチェンジを受けて、最新の「RSV 1000 R」をベースに、大幅に戦闘力を増した、Apriliaのストリートファイターモデル「Tuono 1000 R」に、最強のレーサーベースモデル「Factory」の名を冠したモデルが、ついにラインナップに追加されます。「Tuono 1000 R」発売後1年、ようやくこれで、「RSV」シリーズのラインナップと同じ構成となり、これで、カウルレスだから性能に我慢しなくても良くなりますね。しかし、ここんところイタリアメーカーの出すストリートファイターモデルは、スーパーバイクモデルと見紛うかというばかりの過激さですね。まぁ、ここの国が作るモーターサイクルは、ただ単に速いというだけじゃないから、まだいいけど...。それでもね〜。
さて、この「Tuono 1000 R Factory」は、基本的に追加モデルなので、ベースとなった「Tuono 1000 R」からデザインが変更になったという部分はありません(細かい部分は若干変わってます)が、フレームは、「Factory」専用に与えられる金のフレームカラーになっているのと、樹脂製部品の一部がカーボン製になってます。また、カラーリングも「Factory」専用で、ファイヤーパターンの様にも見えて、ナカナカアグレッシブな印象がありますヨね。
「Motor Box」の記事によると、搭載されるエンジンは、排気量998ccの水冷4ストロークの60°V型2気筒とフォーマットは変わりないのです。ピークパワーは「RSV 1000 R Factory」の143hpから4hp劣る139hpとなっていますが、ノーマルからは6hpアップになっています。最大トルクは、8.500回転で11kgmと多くなっており、「RSV 1000 R Factory」と比べて乗りやすさを狙った設定になっています。また、欧州の排ガス規制のユーロ3をパスし、環境への影響も軽減されています。また、シリンダーヘッドが、「RSV 1000 R Factory」と同様にマグネシウム合金製を使っているのかは分かりませんが、車重が乾燥で181kgと軽量化されているので、外装のカーボン製採用だけで稼げる数字ではないと思うので、恐らく採用しているのではないかと思ってます。
足まわりは、前後ともOhlins製のサスペンションが奢られ、さらにOZ製の軽量なアルミホイールと組み合わされています。フロントブレーキは、320mmのディスクに、brembo製キャリパーがラジアルマウントされています。
というわけで、スーパーバイクの「RSV 1000 R Factory」と同等の性能と豪華装備誇る「Tuono 1000 R Factory」の価格なんですが、現地価格で13,990ユーロ(約2,080,000円)となっています。高い価格というのは変わりないのですが、装備を考えると意外と安いなという印象ですね。日本国内では、「RSV 1000 R Factory」が2,300,000円で売られているので、2,100,000円から2,200,000円ぐらいと予想してみますが、いかがでしょうか。とりあえず300台限定で生産されるようなので、「Tuono 1000 R」を買おうと思ってて、お金に余裕があるならば、待ってみるのも良いかと思いますヨ。