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より精悍なデザインに生まれ変わったTriumphの「Tiger」、もうすぐ登場。

Triumph Tiger

Triumphのモデルラインナップには、デュアルパーパスレンジを担う、「Tiger」というモデルがあるのですが、過去に一度フルモデルチェンジが行われただけで、同じデザインを長い期間使ってきたロングセラーのモデルだったのですが、流石、ここ最近は古さを感じるようになり、07年型でついにフルモデルチェンジを行います。現行型は、今では珍しくなった丸目2灯のヘッドライトから醸し出される愛らしい雰囲気が、どことなく80年代のモーターサイクルを思い出させるデザインで、精悍なデザインが多い現代では貴重な存在なっていたように思えます。それが消えてしまうのは、ちょっと残念な気がしますが、消えてしまうのは、時代の流れってやつですかね。

新しい07年型「Tiger」は、それまでのデザインとは決別し、現代的な直線基調の精悍なデザインと変貌を遂げています。写真を見る限りでは、古いデザインを思い起こさせるようなアイコンは一切無しという徹底ぶりです。アッパーカウルは、オンロードモデル然とした顔立ちで、同社のスポーツモデルである「Daytona 675」と共通するイメージを持たせています。そこから連続するよう連なるシュラウドとタンクの造形に一体感があり、ハーフカウルのネイキッドモデルの様にも見えますね。「Daytona 675」と共通とされたフレーム、スイングアームともうまくマッチしていると思いますヨ。リアカウルは写真からは判別しにくいのですが、厚みの薄いデザインが採用されていているようです。ウインカーの位置から見て、リアフェンダーはつり下げ式だろうと思われ、テールランプの処理が気になりますね。恐らく、新しい「Tiger」は、よりオンロード車に近い性格を与えられているだろうというのは、このデザインを見れば一目瞭然ですね。

Motor Box」の記事によると、今や同社のアイデンティティとなった水冷並列3気筒エンジンは、この「Tiger」にも搭載されます。排気量は955ccから拡大されて、1050ccになっています。ただし、このエンジンは、新たに開発されたモノではなく、「Speed Triple」と「Sprint ST」に、既に搭載されているのを流用しています。ただ、「Tiger」用に調整は施されていて、最大トルクを6250回転で100Nm、ピークパワーを9400回転で114hp発生させています。「Speed Triple」と比べ1000回転程下で最大トルクが発生(5Nm程低下)するようになっているので、乗りやすさを重視した設定と言ったところでしょうか。

足まわりは、こちらも「Daytona 675」と共通タイプのサスペンション(若干ストロークが伸ばされているようです)が使われ、フロントは倒立となりました。ブレーキキャリパーも、もちろんラジアルマウントされ、320mmのブレーキディスクと組み合わされます。もう完全にオンロード仕様ですね。

車重は198kg(乾燥かどうかは分からず)で、タンク容量は20リッターだそうです。

後、「Tiger」の価格とかなんですが、まだ発表されていないようです。現行型で、1,333,500円なので、この価格前後ぐらいではないかと思います。ハイクオリティーな部品はあまり採用しないTriumphですから、いきなり20万円とか値上げしますって事はないと思いますけど...。

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このページは、naganagaが2006年9月20日 22:47に書いたブログ記事です。

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