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Motorcycle

より軽快感を演出したアメリカンモーターサイクル「VT750NEC Shadow Spirit」登場。

HONDA Shadow Spirit 750

HONDAのアメリカンモデルの中で、ミドルクラスを受け持つ「VT750C Shadow」に、07年型として登場する、「VT750NEC Shadow Spirit」は、よりモダンなデザインを施されています。といっても、「VT750C Shadow」は、クラシカルなイメージがウリのモデルなので、「VT750NEC Shadow Spirit」では、そのコンセプトは大きく外す大幅なデザインの修正までは行われず、クラシカルな雰囲気は保ったまま、前後のフェンダーや、マフラーを変更して、軽快感とスポーティーさを演出し、もう少し時代が下った頃のアメリカンモーターサイクルを再現するに止まっています。要するにメーカーカスタムっていうやつですかね。

なので、デザインに関しては、全然書くことがないんですヨ。Harley-Davidsonが作り上げたアメリカンモーターサイクルのデザインフォーマットから、逸脱せずと言うのが暗黙の了解だからです。細かい部分では、他社と同じにならないようにイロイロ頑張っているんでしょうけど目立たないです。このモデルを欲しがるユーザーって、保守層なので、そんなにデザインで冒険しても受け入れてはくれないので仕方ないですな。しかし、並べてみると分かるんですが、一番保守的なデザインするのって日本なんですよね。本家アメリカは意外と新しいデザインに挑戦してたりするんですヨ。

Motor Box」の記事によると、搭載される油冷2気筒SOHCエンジンは、EFIのPGM FIの見直しと、触媒によって、欧州の排ガス規制ユーロ3に対応しました。コレにより若干のパワーダウンとなってしまったようで、ピークパワーを5,500回転で41.2hp、 最大トルクを3,500回転で58.8Nmと、ピークパワーでは3hp、最大トルクでは回転数が500回転上昇して5Nm程ダウンしています。あまり、このカテゴリーのモーターサイクルは、スペック的な数値で語るのは意味がないのですが、回転数が上がってトルクの発生量が減っているとなると、パワー的に、ちょっとマイルドな印象が強くなっていると思います。ギア比の調整で、そこんとこをあまり強く感じなくていいようになっていると良いんですけどね。

足まわりも基本的には変わっていないんですが、車高が50mm程下げられ、シート高は652mmになっています。ちょっとローライダーって感じでしょうか。これに前が296mmのディスクブレーキ、後が180mmのドラムブレーキが組み合わされます。

というわけで、「VT750NEC Shadow Spirit」だった訳なんですが、個人的には、「VT750C Shadow」の過剰なぐらいクラシカルなデザインがあまり好きではなかった人にはお勧めだと思いますヨ。後は、ちょっと落ちちゃったパワーを納得できるかですね。試乗できるのであれば、試乗して購入を決める方が後悔しなくて済むかもしれませんヨ。

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このページは、naganagaが2006年9月12日 22:03に書いたブログ記事です。

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