Naga Blog

Etc.

掲示板から生まれた仮想リアルSF作品「未来から来ました。」を楽しんでます。

今年の5月のゴールデンウィークの最中、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」の「VIP板」で、2022年と、2024年、2032年の未来からアクセスしてきたというスレッドが1日おきに3つ立ちました。仮に「未来から来ました。」シリーズとしましょうか。後日、とあるスレッドで、このスレッドの存在を知り過去ログにアクセスして読んだのですが、コレ面白いですヨ。予言的な部分は結構外してたりして(WCの結果等)アテにならないと思うのですが、未来の生活が垣間見られるような部分は、結構リアルで良いと思いますヨ。未来から過去のネットにアクセスするとかのSF的な設定もしっかりしていているので、このまま小説化できそうな感じですね。とりあえず、2034年のスレッドが最後なんですが、ナカナカ意外な結末で、現代人の自分達(読者)に頼み事をして終わりというのは今までない形のような気がします。

ただ、この「未来から来ました。」シリーズ。2026年と、2028年のスレッドが立つという事を予告しているのですが、結局現在も「VIP板」スレッドは立っていないようです(その手の怪しい情報が乱舞する「オカルト板」に立っている可能性もありますが、なにぶん似たようなモノが多いので、埋もれてしまって分からなくなっているのかもしれません。)。作者がいったいどういう事を書きたかったのか気になりますが、仕方ないですね。悪い見方をすると、多分5月8日に、2032年のスレッドを立てる予定だったのが、間違えて5月6日に立てちゃったからつじつまが合わなくなるのを恐れて止めちゃったのかも…。

で、個人的には、作品中で12月に東京で起きると予言している地下鉄自爆テロを、必死に止めてくださいと懇願して終わった2032年以降の展開がどうなるのか、とても知りたいのですが、何分連載小説とかではなく、怪文書の類に近いモノなので、続きを読めるのは諦めてます。12月以降に何か展開があるかもとちょっとだけ期待してますけど、2006年を狙って書き込んでるとか書いているので、望み薄かなと思ってます。

しかし、掲示板のログ形式を採用することで、ライブ感覚で読者と作者が共同で綴った新しいSFのジャンルの誕生に立ち会った(ちょっと時期外しだけど)って考えると、なんだかうれしいですね。Web2.0的で、何だか新しい試みかもしれませんね。まだ名前が付いていないんだったら、仮想リアルSF。略してVRSFってなんてどうかな。なんかカッコイイ(自画自賛)。

というわけで、「未来から来ました。」シリーズを読んでみたい方はどうぞ。

ところが、最近になって新しい情報が舞い込み、この作者(かどうかは不明)が、ブログで連載(というな)を再開しました。「2022年から」というブログです。2032年以降が読めるのかと期待したんですが、タイトルどおり年代は2022年に戻ってしまいましたので、どうも最初から仕切り直しにするみたいですね。とりあえず、基本設定の説明から始まっています。復習ですか、そうですか。しかし、このブログね、エントリーで、

それから発生が特定できるようなことはお答えできませんが皆さんの気になることがあれば、答えられる範囲でお答えしたいと思っております。
どんどん質問してくださいね。

引用先:2022年から

とか、書いているのにコメント禁止にしているのはどういう事かと、未来から読めませんっていう演出なのかな、そう考えるとナカナカ芸が細かいですね。突っ込みは、ページの右にあるメールフォームで受け付けているようですが、未来に届くかは分かりません(笑)ので、一方通行でも怒らない心の広い人は質問してみると、未来からメールが届くかもしれませんヨ。(笑)

自分的には、変な突っ込みナシでまったりと追っかけていくつもりです。今度はどんな展開になるのかワクワクしなから待ってますヨ。そのうち、2024年と、2026年、2028年、2032年、それ以降とサイトが立ち上がっていくのか期待(ニセサイトが立ち上がる可能性アリ)。なるべく、定期的に調べるつもりですが、もし、自分より先に見つけた人がおられましたら、是非教えて下さい。

About this entry

このページは、naganagaが2006年8月24日 21:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「小松左京氏の自叙伝「SF魂」を読みました。」です。

次のブログ記事は「25日から「水金地火木土天海」になりました。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。