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Rシリーズのトリを勤める「R1200R」登場です。

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ちょっと書くのが遅くなってしまったのですが、「R1200RT」から始まったBMWの新しい水平対向2気筒エンジンを積むRシリーズのトリを飾る「R1200R」が発表されましたね。他のメーカー場合、車体名の後ろに「R」が付くとレースイメージの強いモデルを想像させるのですが、BMWだけは、「R」が付くとネイキッドモデルを指すので、凄そうなモデルとは正反対の、大人しいモデルなんですヨ。これで、Rシリーズは、全て新しいエンジンへの変更が完了した事になるようです。ということは、アメリカンモデルの「C」は出ないって事なんですかね。意外と売れていたイメージがあるんですが、現行も既にカタログ落ちしているみたいですし、復活は無いようですね。

車体のデザインは、先代の「R1150R」が採用していたオフロード車の様なデザインを廃して、よりトラッドになった印象ですね。悪く言えば、先々代、先代と続けてきた特長付けるような造形が主張していないので、印象の薄い面白味に欠けるデザインになったように感じます。4気筒の「K1200R」が、かなり斬新なデザインだったのとは対照的ですね。ただ、派手な造形は嫌って人が、このモデルの購買層だと思うので、この印象の薄いデザインの方が、この層には訴求力があるのかもしれません。

Motor Box」の記事によると、エンジンは、先代から28%もの出力アップを達成し、7,500回転で109hpのピークパワーと、6,000回転で115Nmの最大トルクを発生させます。スペック的には、「R1200ST」と同じなのですが、乾燥車重が198kg(燃料・オイル込みだと223kg)と下回っているので、若干ですが、「R1200R」の方が速いかもしれませんね。(変わらない可能性大ですけど)

足まわりは、「K1200S」から本格的に採用され始めた電子制御の可変サスペンションが採用されているみたいです。シート高が770mmから830mmの間で、より広範囲に変更できるようなので、改良された最新のシステムかもしれませんね。設定で乗り味がコロコロ変わるという楽しみの幅が増えていると期待してもいいかもしれませんね。で、これに組み合わされるブレーキは新たに開発された、コンピュータが効きを最適な状態に調整する前後連動型のABSが採用されているようです。他にも、トラクションコントロールみたいなモノも入っているみたいで、他のモデルよりもハイテク化が進んでいるみたいですね。安全性が高まったといえるでしょうが、ここまでやっちゃって、楽しさがスポイルされていないか心配。まあ、ここら辺のさじ加減は、BMWは上手だから、問題ないと思いたいですね。

気になる価格の方は、現地価格で12,500ユーロ(約182万円)だそうです。「R1150R」が170万円ほどなので、10万円程の値上げされて発売されそうですね。それでも他のモデルよりは割安なので、とりあえず水平対向エンジンに乗りたい人には最適でしょう。後は、大人しいデザインが好みか否かで分かれるかなと言ったところですかね。

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このページは、naganagaが2006年7月12日 22:31に書いたブログ記事です。

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