Naga Blog

Political and Economy

北朝鮮ミサイル乱射!!

ミサイル撃つぞっていう脅しながら、韓国人拉致被害者の金英男氏と家族の再会で、拉致問題を決着させ、恐れおののいた日本やアメリカから譲歩引き出して援助してもらうという、ムシの良過ぎる計画が頓挫。あきれ顔の日本とアメリカの態度に、ついに北朝鮮政府は火病が発症したのかミサイルの発射ボタンをボチっとなっとしましたね。テポドン2号だけじゃなくて、ノドンも撃ってくるかもと予想していたら、やっぱりこの政府は違います。スカッドCまで撃ってくる乱射状態で計7発も日本海のロシア沿岸に叩き込みましたヨ。外交的なメリットが何もないのに撃ってくるほどバカじゃないと思っていましたが、甘い考えだったようですね。で、結局、北朝鮮政府から出た犯行声明は、「食い物と、金をくれなきゃ、また撃つぞ。」というモノでした。ヤレヤレ。

なんか、町で彷徨いているチンピラが、遊ぶ金欲しさにカツアゲしているのと変わらないレベルです。さらに、「気にいらんのやったら、殴り込みしてこいやぁ。」と、日本(安保の拘束があるアメリカを含めて)が殴り込み出来ないのを分かってて虚勢を張っていますヨ。既にだだっ子状態なのを隠そうとして、その自分勝手で訳の分からない主張と行動に、無理矢理理屈を付けようとするから、この事件後出てくる北朝鮮政府の声明は、日朝平壌宣言は日本が最初に破った等々トンチンカンな妄想話なっちゃってるし…。空腹がたたって、政府高官全員のお頭のネジが数本飛んじゃったんじゃないかと思ってしまいますヨ。外交って、自分の思い通りに行かないからって大噴火起こしちゃ、自爆したのと一緒ナンだと思うけど、そういう常識は関係ないようです。

結局、あること無いこと、わめき散らす北朝鮮政府を黙らせるには、制裁しか無いと言うことで、中・露・韓(立場上、嫌々反北やっているの分かってるヨ)以外の国は足並みを揃えているようです。こうなると、さらに北朝鮮の火病が悪化しそうな動きですが、この国のわがままに付き合っても、要求がエスカレートし危険度が増しただけという苦い過去があるので、これ以外に他に道があるのかと問われると難しいですね。既に、北朝鮮政府は、こういう事態も予見していたのか、ミサイル発射の第2波も用意しているという話しもありますから、事の成り行き次第では、日本の陸地部のどこかに着弾させるべくミサイルが発射されるという事態もありうる可能性が高くなっているように感じます。仮にそうなった場合、日米安保発動という事になり、国内は世論は大混乱(さらに一気に右傾化する可能性もあり)って事になるかもしれませんね。

しかし、第2波の中にテポドン2号が含まれていて、1発でもアメリカの領海に落ちたとなれば、日米安保発動を待たずに、米軍は北朝鮮を攻撃しちゃうかもしれませんけどね。9.11の再現って事になるかも。

しかし、不思議なのはロシアですよね。事前通告無しで自国の沿岸ギリギリにミサイルを撃ち込まれたというのに、怒りのモーションだけで、全然怒ってないんですヨね。敵対行為とは見なさいない姿勢や、7発しか撃ってないのに、10発撃ったっていうロシアからの報道、知ってたとしか思えないですヨ。まあ、ロシアは、原油パイプラインで日本からさらなる投資をさせたいのと、北方領土問題でゴネる日本に嫌がらせをしたいって軽い気持ちなんだろうけど、今後コレが裏目に出ないと良いね。

不思議といえば、中国と韓国も同じぐらい不思議ですよね。あれだけメンツに拘る中共が、6カ国協議の議長国としての顔に泥を塗られた事になったのに、怒りもせず妙に冷静に振る舞っている事や、発射数日前には尖閣諸島近海に中国の調査船が侵入させている事などを考えると、ロシアとは違う意図をもって、北朝鮮のミサイル発射を知っていて容認したんじゃないかと思いますね。しかも、発射当日には、竹島海域に韓国の調査船が侵入しているのが、なんかタイミングが良過ぎ。その後の韓国政府の動きも、中と北の顔色をうかがっているのか、どこなく奥歯に物が挟まったように消極的です。なんか、中・北・韓が示し合わせてやっているように感じるんですよね。反日で価値観を共有する国同士ですから。全く可能性が無いとは言い切れないと思いますヨ。

中国というヤクザの親分が、自分の縄張りを拡大するために、北朝鮮っていう鉄砲玉を使って、日本とアメリカに嫌がらせをしているって感じでしょうか…。

しかし、この問題も含め、中・北・韓の投げかけて来る問題のお陰で、国防と言うことに少しずつ目覚めて来たようですね。今まで遠くの火事だったものが、隣国のお陰で自分たちの足下でも火の手が上がる可能性があるのを知って、平和ボケが一気に解消されつつあるようです。戦争は良くないけど、降りかかる火の粉を払わず、火だるまになって終わりっていうのは、流石に嫌ですからね。

それでも、中共様の為なら、有り難く蹂躙されますっていう人、結構居そうなのが、今の日本なんだよな〜。

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このページは、naganagaが2006年7月10日 23:59に書いたブログ記事です。

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