Political and Economy
韓国人拉致被害者の金英男氏と家族の再会は、誰もが予想したとおりの展開でしたね。
北朝鮮による日本人拉致被害者の横田めぐみさんの夫である可能性が高い人物として、日本がDNA鑑定で特定した韓国人拉致被害者の金英男氏が、北朝鮮国内で南北離散家族として家族と再会したっていう一連の報道なんですが、なんだかドラマか映画を観ているような感じでしたね。自分の場合、固唾を呑んで、事の推移を見守っていたっていうのではなくて、金英男氏に北朝鮮政府が、どの位あからさまで間抜けな嘘をしゃべらせるのか興味津々で観てましたヨ。今回の件は、日本国民の殆どが、そういう感覚で観てたんじゃないでしょうかね。
南北離散家族面会行事では、のっけから面白かったですヨ。体のサイズの合ってなさそうなスーツに、手首のサイズに合ってないスカスカの金時計。急遽用意されたモノなんでしょうね。恐らく労働党幹部あたりから借り物なんでしょう、明らかに着慣れていないのがよく分かりましたヨ。周りでウロチョロしてた同僚の工作員も、金英男氏と、その家族が、北朝鮮批判をしないのかという監視の他に、衣装が汚されないかという監視もしてたりしてね。それが原因なのか分かりませんが、親子が久々の再会で抱き合うという感動のシーンでも、ポーズは大袈裟な割に、涙無しという芝居じみたモノ。なんか、心ここにあらずって感じでしたね。会えて嬉しいという感情を溢れさせている家族とは対照的な冷めた表情が印象に残ってます。
翌日、行われた会見も、拉致の否定から始まって、北朝鮮賛美、最後は日本批判と、お決まりコースでした。横田めぐみさんの死亡に関する情報も、新たな事実が出てきたのではなく、北朝鮮の主張を繰り返すどころか、話しが微妙に変わってるし、口から出任せも発見される始末。そんな事を得意そうに話す金英男氏を見てて思ったのですが、彼の後妻と息子される人物って何か家族って言う雰囲気じゃなかったなって思うんです。無理矢理、夫婦と親子をさせられているって感じがしたんですヨね。横田めぐみさんの死を規制事実化する為に、偽の妻と息子を北朝鮮政府が用意したんじゃないかって事です。横田めぐみさんは、工作機関に深く関わり過ぎているので、日本に返すと北朝鮮政府にとって非常にまずいので、死んだことにしているという話もあるぐらいてすし、数ヶ月前には英国の情報機関MI6が、横田めぐみさんの生存を確認しているという報道もありましたから、こういう工作をやってても不思議じゃないと、自分的には思ってます。
それにしても、日本の拉致被害者家族会の反対を押し切ってまで、北朝鮮に会いに出かけたのに、成果は「会えた」だけでしたね。日本の拉致被害者家族会が積み上げてきた努力を後退させたばかりか、これで金英男氏が家族の元へ帰ってくることはないでしょう。仮に、韓国に帰れたとしても、韓国人拉致被害者には、苛烈な差別が待っているから帰らない方が幸せかもしれませんけどね。金英男氏の横で、母親が、変わり果てた息子の顔をじっと悲しげに見続けていた表情が、北朝鮮の闇の深さを物語っているに感じましたヨ。
ただ、個人的には、竹島の絵をバックに日本を非難して(韓国政府の指示かもしれないけど)再会を強行した人達がした事ですし、こうなる事は分かってて会いに行っていると思っているので、同情をするつもりはないです。
結局最後に得をしたのは、今回の再会を演出し、韓国から北朝鮮発展のため支援事業拡大を取り付けた北朝鮮政府だけだったという事と同時に、着々と進行中だった韓国政府の北朝鮮化は、かなりの段階まで進んでるのが証明されたっていうオチですね。次のネタは、盧武鉉大統領を北朝鮮に来させて、赤化統一(建前は連邦制)を宣言かな?
コメント [2]
本人なのかどうかすら疑わしいでするね。
どうにも不手際で、独裁国家経営の難しさを
感じるところでするw
なんだか日本の右傾化をあおっているだけのよふな気が・・(^^;ウーン
>カントクさん
意外と狡猾に見えて、実は間抜けっていうのが、朝鮮半島クオリティーなんですヨ。上も下も、墓穴を掘っているようにしか見えないので、観察してると楽し過ぎます。