先日、｢Movable Type 3.3｣のベータ3がリリースされた後、ベータ4のリリースがアナウンスされたんで、｢こりゃ、正式版は大夫遅れそうだな。｣と思っていたのですが、Six Apartの皆さん、期限に間に合わせるために、必死にバグ取りしたんでしょうね。28日に、いきなり｢Movable Type 3.3｣の正式版が登場したので驚きましたヨ。しかし、ベータ4を引っ込めて出してきたので、まだバグが潜んでそうなので、2週間ほどアップデートを遅らせようかと考えていたのですが、｢Milano::Monolog｣さんの｢MovableType3.2から3.3へのアップグレード手順｣というエントリーを、読んで、簡単アップデートできそう思ってしまったのが運の尽きで、思わず｢MT 3.3｣をダウンロードしてアップデートに踏み切ってしまいました。

アップデート手順は、｢Milano::Monolog｣さんの｢MovableType3.2から3.3へのアップグレード手順｣エントリーを読んで貰うとして、｢mt-config.cgi｣を編集しようと開いた時に面食らってしまいましたヨ。項目が大幅に削減されて、CGIパスとデータベースのセッティングという2つしかないという状態。コレじゃ今まで設定をカスタマイズしていた自分は、どうすればいいのでしょう。もしかしたら、管理画面内で設定できるようになったのかもと思いながら、全ての作業を終了しアップデートは成功したのですが、やっぱり、古い｢mt-config.cgi｣で設定していた項目はありませんでした。とりあえずサイトを再構築してみたら、案の定、遅いで有名なロリポップのサーバですね、エントリーの再構築途中で処理が間に合わなくなり500エラーが頻発しましたヨ。さらに、｢mt-tb.cgi｣と、｢mt-comments.cgi｣の名称が元に戻ったので、大量にスパムが送信されてくるようになってしました。

コレじゃイカンという事で、解決の糸口を探ろうとググってみたのですが、昨日出たばかりの新バージョンですからね、有益な情報なんて転がっている筈ありませんでしたヨ。途方に暮れて、｢MovableType3.2から3.3へのアップグレード手順｣というエントリーを読んでいたら、手順の中に気になる一文を発見しました。

従来のmt-config.cgiそのままでも問題なく動作しますが、気分的にスッキリしたいので従来の設定を元にmt-config.cgiを記述しましょう。

ということは、古い項目から命令を移植すればイイんじゃないかと思ったわけですヨ。そこで、ダメもとで、古い｢mt-config.cgi｣から変更していた部分を抜き出して、データベースのセッティングの下に1行開けて書き込みました。

　
EntriesPerRebuild 10
　
PingTimeout 300
　
CommentScript XXXXXX.cgi
TrackbackScript XXXXXX.cgi

この｢mt-config.cgi｣をサーバにアップして、｢mt-tb.cgi｣と、｢mt-comments.cgi｣の名称を変更後、もう一度、再構築を試して見たところ、エントリーの再構築件数が、デフォルトの40件から10件になり、再構築が成功しました。スパムの方も全く送信されなくなり、テストコメントも問題なく動作しているので、成功してると言えるんじゃないでしょうか。ただ、自分の場合プログラムの知識が無いので、これで正解かと問われると、凄く怪しいです。もっと、有効な手段があれば変更したと思っています。

というわけで、｢MT 3.3｣のシステムに切り替わった訳ですが、大夫使い勝手が向上してますね。エントリーの編集画面がAjaxな感じで、今までWinユーザーしか使えなかったタグのスイッチとかが使えるようになってたり、書き込みスペースの大きさが変更できたり、ナカナカ素晴らしいですヨ。他にも、エントリーや、コメント、トラックバックにRSSフィードが付けられてたりして、RSSリーダーで、最新の情報を取得できるのも面白いです。

ただ、他の面白そうな機能を使うには、テンプレートの大幅な変更が必要なので、フルに｢MT 3.3｣の機能を使えるのは大夫先なりそうです。今回搭載されたWidgetってシステムは、使えそうなので、今回は果然、サイトのデザインを変更する気満々です。2.661から使い続けているデザインですからね、変えるタイミングしては良い時期なのではと思っています。