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Political and Economy

「テポドン2号」発射準備完了?!

3日程前から、北朝鮮の弾道ミサイル「テポドン2号」が、発射されるんじゃないかって話題で持ちきりですが、自体はさらに深刻度を深め、燃料注入を完了したみたいですね。ただ、そこの現地へ行ってる人からの報告って訳では無いのと、こういった危機を演出して外交カードに使うのが北朝鮮の常套手段ですから、多分、燃料を入れるフリをしているだけのような気がしますヨ。燃料入れちゃうと、燃料の添加剤でタンクが溶けちゃう事もあるらしいので、3日前後で発射しないといけなくなるそうなんですが、それじゃ外交カードとして意味がないですからね。とりあえず、27日の金大中元大統領の訪朝で、北朝鮮側の出す何らか要求を飲ますためにやってるんじゃないでしょうかね。その要求が、どういう内容なのかは、北朝鮮ですから「食い物くれ」、「金くれ」みたいなモノなのはすぐ分かりますけどね。貰うモノ貰っておいて、後は知らないヨって態度取ってきたのが、今の状況になっているのが何で気がつかないんだろ。

と、書いてみたのですが、いつもなら、危機を演出した後、騒いでいるアメリカや日本、韓国に対して、アナウンサーが怒鳴るような声でニュースを読み上げる朝鮮中央テレビを使って、イロイロと図々しい注文を付けてくる所なんですが、今回は、なんか、異様に静かっていうか、控えて目っていう感じですよね。

日曜日の政治関係番組で麻生外務大臣が言ってたように、ミサイルを発射(実験?)したところで、アメリカの態度を硬化させ、日本も「日朝平壌宣言」を反故にされたから、経済制裁とか国連安保理への負託とかの強硬な選択肢を取らざる得なくなるし、何のメリットも無いのは北朝鮮も馬鹿じゃないので解ってると思うけど…。いや、あの国だから全く解ってない可能性は、十分考えられるか。

しかし、この黙りは、戦術を変えてきたのか、こちらが恐怖で音を上げるのを待っているのか、不気味ですな。本気で北朝鮮が、アメリカ、日本を相手に戦争やむなしと考えているとは思いたくないのですが…。金正日が失脚し、アメリカに対して強硬な軍部が政権を握ったという政変が起きていたら、可能性は高いでしょうけど、あの国の内情は、外からはうかがい知れないので、どうなることか。

なんか、アメリカ向け「テポドン」の他に、日本向けの「ノドン」も用意されてるってニュースもあり、それが本当だったら、北朝鮮の本気度は一気増しますヨ。

仮に、日本向け「ノドン」がどこかに落ちたら、「平和ボケ」は一気吹き飛ぶでしょうね。日本人って痛い思い(死者が出るとか)をしないと本気にならないですからね。場合によっては、もっと高い代償を支払わなければいけないかもしれません。

まぁ、全てが謎に包まれているのが、北朝鮮って国ですから、どうなるかは時間が教えてくれるでしょう。

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このページは、naganagaが2006年6月19日 20:05に書いたブログ記事です。

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