Motorcycle
気にならないbimotaのこれから発売される新モデルの話。
昨年秋に、「BD6 Delirio」を発表し、順調に復活しているbimotaなんですが、業績も好調?なのか、次の新作の噂がちらほらと流れておりますね。まぁ、バカみたいに高額なモーターサイクルを販売している同社ですから、噂を知ったところで、一般人がおいそれと買えるシロモノではないので、無駄知識程度の話題なのを分かっていながら書いてますヨ。
「Raptors & Rockets」の「News」によると、3モデルほど計画されているようで、日本製エンジンを積んだパフォーマンス重視のモデル、Ducati製エンジンを積んだモデル、センターハブステアのモデルといった構成になります。やっぱり、bimotaオリジナルエンジンはやらないみたいです。「500V due」の悪夢は、味わいたくないんですね。
まず、日本製エンジンを積んだパフォーマンス重視のモデルなんですが、噂されていたYAMAHAの「YZF-R1」のエンジンを積む「YB12」は実現されないようです。今候補に挙がっているのは、SUZUKI製の4気筒エンジンと、KAWASAKI製の4気筒エンジンを積むモデルだそうです。KAWASAKIの「ZX-10R」の4気筒エンジンついては、候補に挙がっている段階みたいで、積まない可能性の方が高そうです。SUZUKIとは、「SB8R」の時に合意したエンジンの供給数が、提供されておらず、残り分として「GSX-R 1000」の4気筒エンジンを供給してくれるよう打診しているようなんですが、合意には至っていないようです。ただ、こちらの方が供給の可能性は高いようですね。もし、SUZUKI製のエンジンが積まれれば「SB9」、KAWASAKI製のエンジンが積まれれば「KB6」となります。「KB5」から20年経っているので、どういうデザインが施されるか気になる所なんですがね。
ただ、日本製のエンジンを使うと、輸送コストが価格に跳ね返ってしまうので、より安く作るために、同じイタリアのメーカーからエンジンを供給してもらえるか道を探っているようです。候補として上げられているのが、Ducatiの水冷2気筒エンジンと、MV AGUSTAの「F4 1000S」の4気筒エンジンらしいのです。この2つの候補で実現の可能性が高い方と言えば、Ducatiの2気筒エンジンでしょう。既に「Tesi2D」を供給しているVyrusが、Ducatiの水冷2気筒エンジンを積んだ「985C3 4V」(恐らくこれが「Tesi3D」でしょう)を売っているので、後は「DB7」を作るだけだろうと思われます。MV AGUSTAの4気筒エンジンの方は、元bimotaのエンジニアであるマッシモ・タンブリーニが作り上げた「F4 1000S」に搭載されるエンジンなので、「F4 1000S」以上の性能を持つシャーシと、デザインを作り上げないと、商売的にはつらいでしょうね。まぁ、このエンジンに関しては、素記事も否定的な意見です。
しかし、どのモデルも実現したとして、価格は400万円越えは間違いないでしょうね。奇特な金持ちが買うモーターサイクル度がアップするだけですな。
この他に、記事では「DB5R」が紹介されているのですが、カーボン製フェアリングや、Bremboのマスターブレーキポンプ、OZホイール、スリッパクラッチ、チタニウムサイレンサー、止めにOhlinsのサスペンションと、これでもかの豪華仕様になったモデルか登場するようです。156kgあった車重も、149kgと軽くなっていますので、ノーマルとは違うハンドリングになっていると予想されますね。価格は「DB5 Mille」が、3,480,000円(税別)なので、恐らく400〜500万円の間ぐらいでしょうね。逆立ちしても買えないからどうでも良いけど。