先週から、Apple関連のニュースサイトから、出る出ると言われていただので、今回の新製品発表はイキナリ感が薄く、そういう意味では、今回は出たもいつもの様には騒げないのと、もしかしたら、フタを開けてみると今回も筐体の変更無しっていう感じで、自分的には、ちょっとツマンナイかなと思ってた｢MacBook｣なんですが、Appleさんやってくれましたヨ。｢iBook｣から流用無し完全新型ですヨ。けど、17インチの｢MacBook Pro｣の時に懸念していた12インチモデルは、後に発表される新型｢iBook｣に吸収っていう噂は、本当でした。しかも、｢iBook｣の12インチモデルも消滅というオマケ付き。ただ、それを補ってあまりあるほど、｢MacBook Pro｣並みの機能の充実ぶりに、この新しい｢MacBook｣も魅力的な製品に仕上がっています。

アップル、待望のMacBookを発表--ブラックも登場、13万4800円から

アップルコンピュータが、iBookの後継モデルとなるMacBookをついに発表した。5月17日より販売する。これでIntelベースのノートブックラインナップが出そろったことになる。

引用先 CNET Japan：ニュース

この｢MacBook｣には2種類のモデルが用意され、13万4800円の下位モデルには、1.83GHzのIntel Core Duoプロセッサが搭載され、17万9800円からの上位モデルには2.0GHzのIntel Core Duoプロセッサが搭載されます。コレに伴って、｢MacBook Pro｣のCPUのクロックが変更されています。とりあえず、Apple得意の眉唾宣伝によると、｢iBook｣より最大5倍速くて、12インチモデルの｢PowerBook G4｣より最大4倍速いんだそうですよ。512MバイトDDR2メモリ(最大2GB)と、60GBのHDの容量は共に同じなんですが、下位モデルは、DVDコンボドライブに対し、上位モデルは、DVD±RW/CD-RW両用のSuperDriveになっています。で、スペシャルモデルという扱いなのか、筐体色が黒(マット)のモデルのみHDの容量が80GBになっています。ただ、これだけで1万3千円高っていうのはAppleは、ユーザーの心理を良く読んでおられるようで、商売上手ですね。

モニタサイズは13.3インチのワイド液晶画面のTFTディスプレイのみになりました。この｢MacBook Pro｣からクリア液晶を採用と言うことで、従来品より79%明るく、よりコントラストが高いんだそうです。ようは、国産ノートPCの液晶ディスプレイに貼られているテカテカのフィルムが貼られたって事かな。あれって、照明が写り込んだりするのでイマイチ好きになれないのですが、今は、テカテカが主流だから仕方ないんでしょうね。懸念していた大きさは、実際商品写真を見てみると、｢iBook｣の14インチモデルのように無駄にデカイって感じではなく、ワイド液晶ということで、｢iBook｣の12インチモデルを横に伸ばしたぐらいの大きさみたいですね。厚みと重さは、殆ど｢iBook｣と変わってないので、使い勝手は12インチモデルと大差なさそうです。で、もうIntelプロセッサ搭載モデルでは定番ですが、液晶モニタ上部に内蔵カメラ｢iSight｣が搭載されてます。

もう一つモニタ関連で嬉しいのは、｢MacBook Pro｣のみだった｢Mini DVIポート｣が搭載されたこと、これで、外部モニタを接続してデスクトップマシンとして使うことができますね。ただし、最大1920×1200ドット止まりで、ちょっと狭いかも。

キーボードは一体型になった新型が採用されたそうで、キートップと本体との高さが揃っているので、閉じた時の隙間が、より狭くなっているようです。液晶モニタに接触して跡が付かないか心配なんですが、実はキートップがゴムになってたりして...。(それはないみたい)

多機能リモコン｢FrontRow｣とか、｢Wi-Fi｣、｢Bluetooth｣とかも搭載されているので、個人的には｢MacBook Pro｣との違いは｢ExpressCard/34スロット｣が無いぐらいしか見つけられませんでした。唯一弱点といえば、｢Mac mini｣と同じくメインメモリ共用のグラフィックチップになっている事ですね。重いグラフィック処理をするアプリの動作が遅そうです。

しかし、このスペックで、13万4800円はバーゲンプライスのような気がします。さらに、｢Boot Camp｣を使えば｢Windows XP｣も、この｢MacBook｣で動かせると考えると安いです。だって他は、｢Windows XP｣しか動かないんですからね。まぁこんな魅力的なハードですからね。blogサイトを見回すと、もう、買っちゃったっていう人いっぱいいますね。何か、ヒットの予感がしますヨ。

で、自分も買いそうになったのですが、この｢MacBook｣では｢Windows Vista｣が動くメモリ容量(1GB以上)に拡張しても、メインメモリ共用のグラフィックチップがワークエリアを占領してしまう事を考えると、快適に使えない可能性が高そうだから、焦って買う必要が無いと思いやめました。まだまだ、我が｢PowerBook G4｣現役です。

--追記--
メモリの増設と、HDの換装が、従来の｢iBook｣に比べ、簡単になっているようですヨ。底面のバッテリーを外して、内蓋を外すと、メモリースロットがあり、ここにメモリを増設できます。まっこれは従来通りなんですが、さらに｢MacBook｣では、ネジ3本を取り外すだけで、HDが剥き出しになり、簡単に外れるそうです。｢iBook｣は、破損覚悟で作業しなければいけなかったので、これは天国ですね。