Motorcycle
高速道路での2人乗り解禁から1年。
そういえば、高速道路での2人乗りが解禁になって、1年になるんですよね。解禁後1発目の事故が、グレーな内容のものから始まった(このことについてはこちら)んですが、結果、この1年で起きた事故は、当初警察が言っていた高速道路での危険な自動二輪事故の急増につながったのか気になるところですね。「小林ゆき[バイク]BIKE.blog」さんのエントリー「高速道路二人乗り解禁一年、のまとめ」で、この1年間の高速道路での自動2輪事故の概況が掲載されているのですが、コレを見た感じだと、警察の言ってる事って意外とアテにならないんだという事がよく分かりますね。
【高速道路でのオートバイの2人乗りが解禁された昨年4月からの1年間のバイク事故の概況】
- 同期間に高速道路で起こった2人乗りでの事故は30件。
- そのうち30%は条件違反。(=10件)
- うち、死者は4人。
- 死亡事故があったのは茨城、静岡、大阪、広島の4府県。
- 死亡した4人のうち3人は運転者。
- うち、負傷者は54人。
- 高速二人乗り事故死者4人のうち、2人は免許取得後1年未満の条件違反。
- 高速二人乗り事故死者4人のうち、1人は無免許。
- 高速二人乗り事故死者4人のうち、1人だけが二人乗り条件に該当していた。
- 同期間の高速道路でのオートバイ事故は全体で506件。
- うち、死者は27人。
- 高速道路での2人乗りの事故件数は、総数506件の5.9%。
引用先 小林ゆき[バイク]BIKE.blog
意外と言ってはいけないのかも知れませんが、全国規模で見て、事故件数が30件っていうのは少ないですね。一番びっくりしたのが死者の数で、4人だそうです。やっぱり、皆さん高速道路で2人乗りしてると同乗者の安全を最優先に運転されているんだなと思いましたよ。そりゃ、大事な人を乗っけてるんだもの無理は禁物ですよね。
しかし、この4人の死者数の内訳で驚いたのが、2人は免許取得後1年未満の条件違反で、1人は無免許だと言うことですね。前者は、自らの運転技術の過信と遵法意識無さが招いた結果だし、後者は論外としか言いようがないですね。後ろに乗っていた同乗者には、知っていて扇動した疑いが残るので、同情しませんが、自動車にぶつかってたらそのドライバーには同情しますヨ。不運でしたね。このデータを見る限り、免許取得後3年以上経験者が高速道路での2人乗りの条件というのは妥当だということですね。
ただ、二人乗り条件に該当していた人に関しては、自らの過失なのか、もらい事故なのか分からないので書きようがないですね。この件には、直接関係ないんですが、意外と走行中のモーターサイクルに危険行為をしてくるドライバーって多いんですヨ。自動車しか乗らない人には分からない事なんですけどね。
それと、詳細が分かってないので推測なんですが、負傷者は54人っていうのは、以外と低速での事故が多いのかなと思いましたね。渋滞をすり抜けしている最中に車に接触とか、渋滞の最後尾にいて追突されたとかって感じじゃないかな。実際どうなんでしょうね。他に、ベテランが多いので、同乗者もちゃんとしたライディングギアを装着しているっていうのも、死亡者数よりも負傷者が圧倒的に多いっていう理由かもしれないです。高速道路上を、素足丸出しの彼女を後ろに乗っけてるバカを見たことがあるんですが、ちみは運が良いだけなんだヨ。
後、死亡した4人のうち3人は運転者っていうのも、2人乗りの事故では、同乗者よりも運転者の死亡が多いって聞いていたのですが、これは高速道路上にも当てはまるようですね。死亡事故発生地域に関して、後の2府県はなんか納得。
しかし、1人乗りの場合の事故件数は、506件と多いです。モーターサイクル乗ってる人間って、恐怖を感じる回路がキレてる人が多いんですが、それを証明してる気がします。最近のモーターサイクルって高性能を、初心者でも使いこなせると錯覚してしまうぐらい使い易いから、自分の腕を過信しやすいので、無理してしまう心をどう説き伏せるかかが、ライダーの重要な資質と言うことになっているのかなと思います。ということは、2人乗りリミッターっていうのは意外と効くのかもしれませんね。少なくとも、自分は2人乗りしているような気持ちで乗るように心がけたいと思います。
1年目としては、思いの外、高速道路上での2人乗り事故の件数が少なかったのは幸いでしたが、1人乗りも含めて、今後も乗り手1人々が、もっと事故件数を減らしていく運転を心がけることが大切でしょう。過信、無理、だろう運転は禁物です。と、スピード違反で前科1犯中の自分が言いましたヨ。(自戒の念を込めて)