外務省の努力により、日本政府による竹島海域での海洋調査問題は、一応の妥結をみましたね。一時は決裂かなんてニュースも流れていたので、久々の緊張感漂う時間を過ごさせていただきましたヨ。とりあえず、以下の3点で合意したそうなんですが、日本らしい合意内容ですな。世間では日本が勝ったと言ってますが、本当にそうなんですかね。

• 韓国は、6月にドイツで開かれる海底名称に関する国際会議で、 竹島周辺海域の韓国名の提案をしない。
• 日本は今回予定していた海洋調査を中止する。
• 日韓両国は排他的経済水域(EEZ)の境界画定に関する交渉を5月中にも局長レベルで 再開する。

あれだけ、火病(ファビョ)りまくっていた韓国政府も、いざ交渉のテーブルについて日本政府と話しをしてみると、少しは冷静な判断ができるようになったようで、日本の要求を飲む以外にない事に気が付いたようです。官邸主導で、調査を強行する選択肢もあったと思うのですが、今回は、外務省に花を持たせたってところでしょうかね。

気になるのは、韓国国内の火病(ファビョ)り具合なんですが、盧武鉉政権への対日弱腰外交の責任追求の声が聞こえてきても良さそうなんですが、聞こえてきませんね。盧武鉉大統領辞職までいってもおかしくないと思うのですがね。いつもの日本の大手メディアは、隠蔽モードに入ったかな。

ただ、盧武鉉政権になってからの韓国政府って、何度も日本との合意を反故にした前歴を持っていますし、大統領の国際法を無視すると発言する国ですから、今回の合意を守るかは分かりませんね。国際会議が開かれる6月までに、日本政府や、政治家が韓国政府の恨日火病スイッチをONにするような行動をすると、すぐに反故にして国際会議で、竹島海域での海底地名の韓国名表記を提案してくるでしょうね。日本に対しては恨み辛み(逆ギレ度高し)の感情だけで外交をしてくるので、恐らく、その気満々じゃないかと思ってますし、火病発症の沸点は、今回よりも低くなっていると思われますヨ。排他的経済水域(EEZ)の境界画定に関する交渉が平穏に終われば良いんだけど…。

日本政府も、そこら辺は織り込み済みで、韓国政府が反故にした時の隠し球があると思いたいのですが、今までだと、相手を信じるあまり、打つ手無しってパターンなので望み薄だと思います。もし仮に反故にされた場合は、外務省による外交交渉での妥結は諦めて、官邸主導で竹島海域に調査船を派遣せざるえなくなるでしょうね。G8に名前を連ねている以上、何もせず韓国名にされましたで終わったんじゃメンツ丸つぶれですからね。

しかし、22日行われた第18回南北閣僚級会談で北朝鮮側が日本政府の竹島周辺での海洋調査に対し、 ｢調査を粉砕するための断固たる措置｣を南北共同で講じるように韓国に提案した事から、相手は韓国だけではない可能性も出てきました。(韓国が頼みもしないのに勝手に出てくる可能性もあり)

自分の浅はかな知識を動員して考えてみても、この問題はこれで終わりとは行かないんじゃないですかね。より、危機が増しただけとも言えるかも知れません。どこへ向かうのか日韓関係…。orz

--追記--
なんか予想外れちゃいましたヨ。てっきり、韓国国民は火病って｢盧武鉉大統領退陣しろニダ!!｣ってデモるかと思ってたのですが、意外と冷静でツマンナイ。

しかし、そこは普通の反応はしない韓国です。韓国政府の柳明桓外交部次官は、会談後、｢韓国側はわれわれの正当な権利である海底地名登録を、今後必要な準備を経て適切な時期に推進することにした。｣と発言した後、大統領府当局者が｢結局、海底地名登録は韓国の正当な権利ということと、必要な準備を経て適切な時期に推進するという韓国の立場を日本側が受け入れたもの。｣と発言。流石、韓国。早速内容が変わってますヨ。

あの合意内容をどう解釈すれば、こういう発言になるんでしょうか。独島近海の海底地名登録を韓国の正当な権利と認めたなんて文言は一言も書いていないですヨ。谷内次官の発表でも、そんな事を言ったとも言ってないので、また、韓国人(朝鮮人)特有の自分達の都合が良いよう解釈するモード発動のようてす。韓国側は、反故にする気満々のように感じますヨ。後日開かれる、排他的経済水域(EEZ)の境界画定に関する交渉で、日本と韓国で言った言わないでもめそうですね。なんか、思ってた方向に話が進みそうです…。ヤレヤレ。

--さらに追記--
25日に盧武鉉大統領の談話が発表されましたが、その反日ぶりに、低下していた支持率も上昇し、40%台まで回復したそうです。個人的には、日本に譲歩した外交姿勢を糾弾され、盧武鉉大統領は窮地に陥ると思っていたのに、韓国国民は全く逆の反応とは、日本人の常識では計り知れない別の奥深さがあるようです。

独島はわれわれの領土です。ただわれわれの領土というだけでなく、 特別な歴史的意味を持つわれわれの領土です。

独島は日本の朝鮮半島侵奪過程で最も先に併呑(へいどん)された歴史の地です。 日本が日露戦争中に戦争遂行を目的に編入し占領した領土です。

日露戦争は帝国主義日本が韓国に対する支配権を確保するために起こした朝鮮半島侵略戦争です。

日本は日露戦争を口実に韓国に軍隊を上陸させ、朝鮮半島を占領しました。 軍隊を動員し、宮廷を包囲し、皇室と政府を脅迫し、韓日議定書を強制的に締結し、 土地と韓国人を思うままに徴発し、軍事施設を設置しました。 わが国土で一方的に軍政を実施し、後には財政権と外交権すらはく奪し、われわれの主権を蹂躙(じゅうりん)しました。

盧武鉉大統領の談話全文はこちら

1国の大統領ともあろうお方が、ここまで言っちゃいましたヨ。読みようによっては日本に対する宣戦布告に思えます。日本が普通の国じゃなく、攻めてこられる心配がないから、ここまで言えるんですよね。スゲー腹立つ!!

これで、今後の韓国の方針が、対決姿勢で定まったので、排他的経済水域(EEZ)の境界画定に関する交渉は大荒れですね。既に、韓国政府は、自国の国会で、準備が間に合えば6月にドイツで開かれる海底名称に関する国際会議で、韓国の名称を提案することも可能との考えを明らかにしたみたいですので、韓国側は合意は反故する前提で交渉してくると思われるので何か奇跡でも起きない限り、日本政府は、竹島周辺海域への調査船派遣を考えなければいけなくなりそうですね。