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Motorcycle

さらに乗り易くを追求した「Monster 695」登場。

Ducati Monster 695

1993年に登場以来、そのデザインを変えることなく進化している、DucatiのMonsterシリーズも、「Monster S4R」で、片持ちスイングアームに右2本出しマフラーという変更を受けてから、大排気量のMonsterは、この新しいデザインに統一されていったので、オリジナルの形を残すのは400ccと、600ccといった排気量の小さいクラスになってしまいました。新しく追加されるモデルから、600ccクラスも上のクラスと同じデザインになっていくのかと思っていたら、「Monster 695」は、伝統のデザインのまま販売されるようです。

なので、デザインは、お馴染み「Monster」です。ただ、ステップや、スイングアームが黒で塗装され、かなり締まった印象がありますね。お陰で、フレームやタンクの赤い部分が、強調されてイイ感じです。フレームまで黒のモデルを見ると、本当に真っ黒で、黒好きにはたまらないんじゃないですかね。

Motor Box」の記事によると、エンジンは、Ducati伝統の空冷2バルブ90°V型2気筒エンジンなんですが、排気量が620ccから695ccと拡大され、8,500回転で600ccより10hp多い73hpのピークパワーと、6,750回転で6.2kgmのトルクを発生させています。環境対策も万全で触媒付のエキパイを採用することで、ユーロ3の排ガス基準をクリアしています。「Monster 620」のトルクの薄さが解消されて乗りやすそうですね。ただ、ツインスパークエンジンではないので極低速域は相変わらず心許ないとは思いますが...。

この「Monster 695」は、よりコンパクトな車体を目指したようで、シート高が770mmとダウン。ノーマルでここまで下がると、その車体の細さとで、背の低い人でも安心して乗れますね。車重が168kgと、このクラスとしては少し重い目ですが、低めのシート高で相殺されてると思います。立ちゴケの可能性は低くなった?

その他の部分は「Monster 620」からの変更はナシです。ブレーキディスク径も変わってません。

Ducatiの公式サイトを見てみると、この「Monster 695」は「Monster 620」の高性能バージョンという位置づけらしく、併売していくようです。細かい設定関係以外で違うといえば75ccの排気量差だけなんで、なんか微妙な位置付けだなと思うのは自分だけでしょうかね。まぁ、この600クラスは欧州のみ展開ナンで、日本人には考えが及ばない部分があるんでしょう。多分、日本では、このクラスは売れないので入ってくることはないでしょう。欲しい人は並行輸入って事になるのでしょうけど、そこまでして欲しいモデルじゃないと思われます。

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このページは、naganagaが2006年3月 7日 18:01に書いたブログ記事です。

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