買ってから、｢KSR110｣の改造がらみで、あまり乗れていなかった｢F4S ev03｣が、1ヶ月の点検に出しました。本来ならば、走行距離も1000kmになっているはずだったのですが、現在の所400km前後と半分以下という状況。普通なら買ったのが嬉しく毎週のように｢F4S ev03｣に跨っている筈だったんですけどね。しかも、走行距離が足りないからと、1ヶ月もずらしたというのに…。なので、最初のオイル交換は今回無しというこで、作業は早く終わるかなと思ってたら、来ましたよウォーターポンプのトラブル。見事に冷却水をお漏らししてました。新車の｢F4S｣は、ほぼ間違いなく起こるトラブルでオーナーの間では有名なので、対して驚きませんでしたヨ。まぁ、保障期間中に出てくれたので、逆に有り難いぐらいです。

原因は、日本と欧州の制限速度の違いっていうのが、一般的なんですよね。欧州じゃ郊外だと90km/h、片側2車線の道路だと110km/hぐらい(国によって差はあります)で走れるんで、カウル内部が必要以上に加熱しないのですが、日本は一般道だと、過度な違反運転でもしない限り、一般道だと制限速度の50km+アルファって感じでしょ。ウォーターポンプの部品が熱に耐えきれない箇所があるみたいで、そこから冷却水が漏れ出すようなんです。国内4メーカーと違って、MVアグスタって小さなメーカーなので、輸出先によって厳密には仕様を換えてないみたいで、なんかウォーターポンプのトラブルが出たら、現地で対応品に交換するというやり方らしいです。いかにもイタリア人らしい考え方だなぁ。なんで、怒っても仕方がない。

ということで、ウォーターポンプのトラブルが解決まで、乗れません。遅々として走行距離が伸びませんね。恐らくそんな部品なんでイタリアから取り寄せって事にはならないと思いますので、早い内に乗れるとは思っているのですが、どうなることやら。馴らし終了の2,000kmは夏過ぎになりそうな予感。ちなみに、イタリアから取り寄せになった場合、最長2ヶ月は乗れないって事もあります。8月のバカンスシーズンにかかるとさらに最悪になるので、これからイタ車オーナーになろうと思っている人は、そこら辺覚悟して乗った方がいいですヨ。まぁ、一昔前と違って日本法人も増えたから、部品の国内在庫も増えてるみたいだから、心の隅にとどめておく程度でいいと思いますけど。

後、心配してたオイルフィルターの径は、前乗ってた｢F4S｣と同じみたいだから、純正品じゃなくて、ホンダの｢CBR928RR｣のモノが流用出来そう。コレができるかできないかでメンテ費用が1万円近く変わるんてすよ。金持ちが乗るバイクなんで、消耗品が高い高い。なので、順次減ったら、国産モーターサイクルから流用していきます。