Naga Blog

Political and Economy

ホリエモン逮捕に思うこと。

ホリエモンが捕まってから3日経ったんですが、ワラワラと悪行が明るみに登っておりますね。前々から、ライブドアってやってる事業って見た目は派手なんだけど、本当の意味で柱になる事業ってのが無かったから、あの巨万の富は一体どこからくるのかと思っていたんですが、法律違反スレスレと、違法行為を組み合わせて生み出していたのですね。最初、企業買収もライブドアが業界で一番っていう事業を獲得したくて始めた事なんだろうけど、いつの間にやら金儲けの方がメインになっちゃったようですね。それが負のスパイラルなっていることも気付かず…。贅沢は身に付くと際限なくなるから…。

ライブドアって、例のフジテレビ買収問題の時に、世間から注目を集めてた頃から、IT業界内でも胡散臭さでは右に出る会社は無いって胡散臭い会社だったんだそうですヨ。だからと言っても、ホリエモンが、バカ成金のピエロとして世間的に目立つだけならココまで追い詰められることはなかったんだろうけど、調子に乗って政界進出しようとしたからね。放送利権以外の既得権益を握っている人達まで挑発しまくったのが運の尽き、国会まで巻き込んでの大騒動になった建築物耐震偽装事件から、国民の目をそらすために利用されたんだろうな。あの事件って日本で一番有名な新興宗教が深く絡んでいるから、政府としては早く決着を付けたいらしいようだから。それが大前提だから、罪を大小なんて国家権力だもん、身柄を確保した後はどうにでもなるし、マスコミにいっては頼みもしない勝手に罪を捏造してくれる訳ですからね。後は有罪にして社会的信用を失墜させて、口を封じれば万事OK。

しかし、逮捕直後のマスコミのはしゃぎっぶりは凄かったですね。ホリエモン世紀の大罪人扱いですよ。建築物耐震偽装事件の主要な関係者以上の扱いですな。事件の非道さでいけば偽装事件の方が上なのに…。この「ザマーミロ」と言わんばかりの報道姿勢に呆れて果ててしまいしたヨ。マスコミの皆様は、よっぽとホリエモンが嫌いだったようです。今まで持ち上げてたのは、話題のホリエモンを番組に使うことで、スポンサーから金をせしめ易かったからだけなんだろうな。こんな業界がたれ流すニュースの質なんて、たかが知れてるんだろうって、思い直させてくれました。(エロいコメンテーターの方々の有り難い金言も含めて)

ある意味面白いのは、拝金主義のシンボルみたいな存在だったホリエモンを、拝金主義日本の勝ち組金持ちが批判してる事ですね。これで拝金主義的な世間の風潮も押さえられるんじゃないかって、アラアラ、頭の中はもう春真っ盛りなんですね。

経済が好調なんで、一見すると未来はバラ色っぽいけど、本当は色んな意味で日本はもうダメかもしれないです。

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このページは、naganagaが2006年1月25日 18:27に書いたブログ記事です。

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