Motorcycle
生産型は意外と格好良かったMotoMoriniの「9 1/2」
「Corsaro 1200」から始まったMotoMoriniの復活ですが、やっと、第2弾の「9 1/2」が市場に投入される運びになりました。今年の1月に発表されたので、約1年ぶりの動きとなります。発表段階で、量産プロトまで進んでいたので、ほぼデザインは変わっていませんね。けど、カラーリングだけ、こうも印象が変わるモデルも珍しいですね。シンプルな造形なのに、とっても不思議です。
デザインについては、前のエントリーで書いているので割愛しますが、この「9 1/2」って、Ducatiの「SportsClassic」シリーズのような路線なんでしょうか。そうスポークホイールが主張しているように見えるけど、他の部分からは、ノスタルジーさを感じれないんですよね。いったい何処の層を狙ってデザインされたのかよく分かりませんね。まぁ、このデザインのアンバランスさが面白い味を醸し出してはいるのですけどね。
「Motor Box」の記事によると、エンジンは、998ccから、「Corsaro 1200」と同じ87°のVアングルを持つ1187ccの水冷2気筒エンジンに変更になっているようです。8.000回転で105psのピークパワーと、5.700回転で105 Nmの最大トルク発生させる性能ですから、魅力が増したと言うところでしょうか。それともなっての変更なのかは分からないのですが、タンクの容量が19リッターで、リザーブが6リッターほどあるそうで、航続距離が他の同様のエンジンを積む車種に比べ長くなっているそうです。
ブレーキは、320mmのディスクローターに、通常形式でマウントされたbremboの4ポットキャリパーが組み合わされています。効きは過不足無しってところでしょうかね。
後、なんかオプションパーツが豊富みたいですね。メーカー純正だけでイロイロいじくれるんでしょうか。
で、価格なんですが、まだ決まってないそうで、06年の5月までには決定しているそうです。といっても、MotoMoriniって日本の正規代理店ってまだ無いから、平行輸入って事になるので、手に入れづらいのは間違いないですからね。後のメンテとか部品とかでも大変だろうから、ナカナカ町中で見ることはないでしょう。