Motorcycle
現代風スクランブラー「Mulhacèn 659」の市販型が登場。
ほぼ1年前にコンセプトモデルが発表された、スペインのMCメーカーDerbiの、現代的なデザインを持つスクランブラー「Mulhacèn 659」の市販型が登場しました。コンセプトモデルの段階でも、今すぐ量産できそうな完成度でしたからね。このまま市販型になるかなと、思っていたのですが、予想どおり全く同じ姿で登場してきました。
デザインの差異は、ヘッドライト周りのビキニカウルの形状と、車体左側に貼り付く巨大なサイレンサーのカバーぐらいですね。(コンセプトモデルは2枚目の写真)小さな変更ですが、より洗練されているように見えますね。奇しくも同じYAMAHAのXT660のエンジンを積み、ジャンルも被る「MT-03」とライバル関係になるのですが、ちょっと古典的なスクランブラーの雰囲気を残す「Mulhacèn 659」がどう評価されるのか気になるところです。
「Motor Box」の記事によると、「Mulhacèn 659」の車重は、160kgと少し重めですが、48psのエンジンですから、まぁこんなもんかなといったところですね。18本のスポークが美しいホイールには、チューブ入りタイヤが装着されるそうなんですヨ。見栄え重視の拘りなのか、悪路走行時のパンク対策なのか、よく分かりません。町乗り専門っぽいのでチューブレスの方がイイと思うけどなぁ〜。
で、細かいスペックとか、価格とかは公表されていないんですが、まぁ、「MT-03」(ヨーロッバ現地価格)あたりと戦える価格設定にはしてくるでしょうね。ただ、確かDerbiって日本では正規の輸入代理店はまだなかったと思うので、ナカナカ町中で見かけることは少ないと思いますが、そういう不便を押しても欲しがる人はいるかも...。