Motorcycle
MotoGuzziのハイスピードツアラー「Norge」登場。
そのシャフト駆動と、長いホイールベースという形式からツーリングイメージの強いMotoGuzziなんですが、フルカウルに包まれ、風防効果の高い大きなアッパーカウルが装着されたハイスピードツアラーとなると、1988年の「1100SP3」以来ラインナップして無かったのですよ。古いエンジン(改良型)を使い続けていたのでパワーを十分にアピールできるモデルを用意できなかったのが原因だったようなのですが、新しく開発されたエンジンを得た「Norge」で、この分野に挑戦することになったようです。
全体のシルエットは全く違いますが、基本は、既に販売されている1100ccの「Breva」なので、タンクやリアカウルの形状はよく似ているます。ステップや、フェンダーといった細かい部分も共通なんですが、プロテクション効果が高そうな大柄なカウルの装着だけで、ここまでイメージを変えてくるというのは流石イタリアといったところでしょうか。しかも、ちゃんとサイドカウルの一部開けて、エンジンのシリンダヘッドを見せるようにしてあるのが、MotoGuzziらしさを主張していますね。ただ、頭でっかちでちょっとバランスが悪いように感じます。ちょっとプロテクション犠牲にしても、もう少し小ぶりなのにした方が良かったのではないかな。イタ車は写真写りが悪いを地でいってくれていると良いんだけどね。シートが「Breva」に比べゆったりと座れる形になっていて、いかにも座り心地が良さそうです。長距離を乗っているとその良さが実感できそうですね。直接のライバルとになるBMWの「R1200RT」と比べ、どちらが楽か興味があるところです。
「Motor Box」の記事によると、縦置きの空冷V型2気筒エンジンは1200ccに排気量を拡大されいます。数値は発表されていないのですが若干のトルクと、パワーをアップさせている事は確実でしょう。スペックを見るまでもなく重くなっていそうですしね。ブレーキはABS化され安全性と安定性の向上が図られています。まぁ、最近のこのジャンルのモデルには必須と言うことですね。
このモデルは2006年の3月頃、市場に投入されるようです。まだ、先の話なので価格等は決まっていないようです。くせの強い(昔ほどではない)モーターサイクルでツーリングをしたいという貴兄には、オススメ何じゃないかな。けど、ライバルのBMWの「R1200RT」もくせが強いんだよね〜。選択がムツカシそ〜!