Motorcycle
「F4」シリーズに「senna」復活。しかも足回り大変更。
「えっ、またなの?」という声が聞こえてきそうなんですが、今回の「F4 1000senna」はスペシャルバージョンではありません。「F4S」の2000年の発売当初、「S」「1+1」「senna」「SPR」と4つのバージョンが存在していたのですが、1000cc版の発売以降は、「S」「1+1」を除いて消滅していたのですよ。といっても「senna」と「SPR」は限定モデルって言ってもいいぐらい少ない台数しか製作されてないようなんですけどね。で、今回MV AGUSTAは、1000cc版の方にも上位バージョンとして「senna」を登場させることにしたみたいです。
とか、言っても製造期間が決まってないっていうだけで、台数的にはスペシャルバージョンって言っていい量しか生産しないのだろうけど...。750cc版の「SPR」は公式サイトの方では、スペシャルバージョン扱いになってるし...。MV AGUSTAって「F4」を1000ccに変更してから、何種類スペシャルバージョンを作るつもりなんでしょうかね。確か最初に「AGO」でしょ、次が「MANBA」、「TAMBURINI」、「CORSE」と続いたから、今度で5車種目って事か...。なんか、そのうち「SPR」も復活しそうな気がするな。
「Motor Box」の記事によると、外観は、伝統の赤銀のツートンカラーではなく黒いカラーリングに変更されているぐらいて、コレといって「S」と変わるところはありません。カウル類がカーボン製かもしれませんが、ちょっと翻訳を解読できませんでした。それ以外のフェンダーや、ダクトなどはカーボン製のモノが奢られています。
エンジンは、ノーマルと同じモノのようですが、シリンダーと、インジェクションを新型のモノに変更して、最高出力が174psまでパワーアップされています。また、コントロールするコンピュータも容量が増えているようで、より繊細なエンジンコントロールがされているようです。
また、サスペンションが変更され、Marzocchi製のフロントサスペンションは、「TAMBURINI」と同じ50mmのチタンコート付きインナーチューブになり、ボトムケースに取り付けられるブレーキキャリパーは、ついにbrembo製の4ポットのモノがラジアルマウントされます。リアのSachs製のサスペンションも、レース用の新しいタイプのモノが採用されているようです。上下逆転して装着しているように見えるのが新しさを感じるんですが、これも翻訳を解読しづらかったのでよく分からないです。
ほとんど、マイナーチェンジっていうぐらい手が入っているモデルですね。まだ、値段は出てないのですが、装備から考えると350万〜400万円近くには、なるような気がします。ただ、「S」の方が今のまんまではなくて、「senna」に近い感じて変更されてれば300万円ぐらいには下がってくれそうな気がしないでもないです。