Ducatiの｢999R｣は、同社のラインナップの中で頂点に位置するモデルであると同時に、ワールドスーパーバイク選手権に参戦用に開発が続けられてるホモロゲーションモデルでもあるのですが、そういう性格のモデルであるが故に、ファンサービスも兼ねて数年に1度、レース参戦車両のカラーリングをまとったモデルを発売します。今年は、その年だったらしく、現在のワークスチームのメインスポンサーである世界的なコピー機メーカーXEROXのロゴが入ったカラーリングの｢999R｣が発売されるそうです。

｢Motor Box｣の記事によると、ベースとなるのは2006年モデルになるようです。排ガス規制強化への対応の為か、マフラーは触媒入りになっているようです。ただ、｢999R｣というモデルですからね、レース対応のキットパーツが同梱されるようなので、あまり落胆する必要は無さそうです。しかし、ベースモデルでも400万円という値段が値段だけに限定カラーゲット!!なんて感じに気軽に購入できないので、町でお目にかかることは滅多にないと思います。12月から、32,000ユーロ(約450万円)だそうです。多分販売はインターネット予約って事になると思うので、お金に大夫余裕のある方はポチッとクリックしてみるのはいかがでしょう。

スポーツツーリングを名前に持つDucatiの｢ST3S｣は、スポーツ性を重視して、あまり過度な安全装備は採用してこなかったんですが、｢Motor Box｣の記事によると、ついにABSが装備されるようです。長距離を走るっていると、天候などで刻々と変化する路面状況や人間の疲労とかが重なってパニックブレーキの失敗で事故りかけたりするので、どんな状況でも安心してブレーキングができるABSの装備はうれしいですよね。他は、コレといった機能的な変更は無いようです。ただ、｢ST3S ABS｣の登場で、このシリーズは水冷3バルブエンジン登載のモデルだけになり、水冷4バルブエンジンを積む｢ST4S ABS｣は消滅するそうです。けど、あんまり残念な気はしないな。これも12月発売だそうです。