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Motorcycle

第39回東京モーターショーの感想です。(MCのみ)

第36回 Tokyo Motor Show

第39回東京モーターショー、行ってきました。今回は、有給休暇を使うメリットを享受しようと思って、平日狙いで攻めてみました。それが功を奏したのか、なんと自分のモーターショー観覧歴で初めて、幕張メッセの正面玄関から50m前後という好位置に自動車(友人所有)を置くことができましたヨ。今までは、入り口まで結構歩かされて、会場に入る前から既に足が痛くなっているという状態でしたので、今回は天国といえましょう。なので、今回は多めに観て回れたのですが、帰宅ラッシュを避けるために少し駆け足で回ったのが、ちょっと残念といえば残念。まぁ、少ないといっても展示車両の周りは人だらけでじっくりと観れるような状態ではなかったのですけどね。

最初に向かったのは、モーターサイクルのブースなんですが、今回は、出店メーカーの減少に加え、何だか展示面積も縮小されているように思えましたね。日本の4メーカーは、コンセプトモデルや、海外で発表済みの新型車は展示しているものの、このショーで発表になる新型車は全く無く、個人的には、ちょっと盛り上がりに欠ける内容だったなぁと思っています。

Honda DN01

コンセプトモデルも、国内の販売の主力が大型スクーターになっているのを反映してか、HONDAYAMAHAはビックスクーターを全面に出してました。スクーターのライディングポジションだと、スポーツ志向での進化は考えられない様で、自動車でいう高級セダンっぽい方向しか進化しようがないみたいですね。一様にラグジュアリー路線で、タイヤが2つと、幌が無いオープンカーといった感じでした。ただ、どれも実走不能なハリボテっぽかったですね。モーターサイクルが、流行モノのファッションアイテムのようなっている昨今。突然廃れて、散々たる販売状況になる訳ですからね、今よく売れているからといって、金をかけて今よりも豪華なビッグスクーターを作っても、発売までブームが続いているか分からないというメーカーの恐怖心が見え隠れしているのを感じてしまいたヨ。今回はTWブームの時と違ってポストビッグスクーターっていうのが見えてないから、とりあえずビックスクーターのコンセプトモデルで押しとけって感じなのかな。日本市場の特殊性はより拡大しているみたいです。

Yamaha Vmax

けど、YAMAHAは、従来のファン向けにコンセプトモデルとして「VMAX」を用意しているところはニクイね。デザインはプロトタイプっぽいけど、メカの方は大夫進んでそうですね。シルエットだけ見せるようなカウリングも手伝って、早く実際のデザインを見たいと思わせてくれますよ。「VMAX」ファンは、「MT-01」が「VMAX」の後継じゃなくて良かったって胸をなで下ろしているんだろうな。

Suzuki Stratosphere

SUZUKIは、逆にビックスクーターのコンセプトモデルを出してなかったので、バイク好きがブースに集まっているという印しようがありましたね。やっぱりの6気筒エンジンを積む「Stratosphere」の存在が大きかったかなと思ってます。「GS1100S KATANA」っぽいデザインは、好き嫌いあると思いますが、市販化までこぎ着けてもらいたいです。

後、個人的には、今回展示されていたモデルの中でお気に入りなのは、Triumphの「DAYTONA 675」。日本車っぽいってぼやきましたが、実物を見ると、登載されている3気筒エンジン幅の細さがデザインにシャープさを与えていて結構個性的でイイデザインです。250ccっぽい小ささもお気に入ってるポイントですかね。メカ的にも3気筒エンジンが凄く興味があります。もう買いたくなっちゃって、車体色を黄色が赤かで迷っている自分がいましたよ。

次点は、DucatiのSports Classicシリーズの「Paul Smart 1000LE」と「Sports 1000」です。古いDucatiからデザインを頂いて現代風のアレンジを施したモデルなんですが、懐古趣味に陥ることなく、現代のモーターサイクルとしてデザインが出来上がっているのに驚きましたね。イタリア人はデザインがうまいなぁと思いつつも、やっぱり「MH900e」の方が好みかなとか思ったりして、欲しくならないように考えを反らしてました。けど、赤の「Sports 1000」は魅力的だったなぁ。

まぁ、個人的には、MV AGUSTAや、apriliaKTMの車種を実際に観られなかったのが残念ですが、国内初公開のモデルも多かったので満足はしていますヨ。モーターサイクルは、価格的に自動車と違って買えるという夢を持てるのがイイですねやっぱり。

後、感じたことに、日本のメーカーは、HONDAを除いて、国内モデルとしての販売は、もうどうでも良くなっているんじゃないかって事なんですよね。KAWASAKIに至っては国外モデルのみの展示だったし...。自主規制(という名の官僚規制)+ビックスクーターしか売れないんだったら仕方ないんでしょうね。

最後に、自動車ですが、まぁ色んなところで散々書かれていると思うので、自分のところでは、とりたてて感想を書く必要はないかなと思っています。画一的な格安自動車と、べらぼうに高額な自動車と、より二極化が進んだなと、手の届かない存在になった「GT-R Concept」に群がる人々を観ながらそう思いましたよ。
とか書きながら、個人的にはAlfa Romeoの「Brera」がイイナと思ってました。

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このページは、naganagaが2005年11月 9日 18:27に書いたブログ記事です。

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