Computer
画像処理にシンプルに特化した「Aperture」登場。
Appleが新しく発売した「Aperture」っていう画像処理ソフトなんですが、同社らしい見事にうまいところを突いたアプリになってますね。画像処理ソフトいえばAdobeの「Photoshop」っていうぐらい有名なアプリがありますが、最近、特にCSになってからの「Photoshop」って、なんか写真処理だけじゃない機能を意識し過ぎちゃって、なんかどんどん迷走状態なってシンプルさを欠いていて、さらに、それら新機能のお陰か、動作あまりに緩慢になっているんですよね。だから、大量の画像を迅速に色補正とかリサイズするとなると、ちょっとイライラ気味なんですよ。しかし、Appleのサイトで公開されている「Aperture」の動作動画を見てると、色補正とかの基本的な画像処理も、まだまだ改良の余地があったんだなぁと思いましヨ。
「Aperture」は、画像の補正がメインになっているようで、コレに関してはかなり強力。複数枚を比較しながら補正できるのは魅力的ですね。修正結果を同時に複数の画像に適用できるのもイイ。全て1画面で処理できるようになっているので作業効率も良さそうです。ここで下準備をしておいて、レタッチとかは「Photoshop」、ウェブ用の画像処理は「FireWorks」といった具合に使い分ける事になりそうですね。Apple曰く「ApertureはPhotoshopを「補完」する」というのはこういう意味なんでしょうね。けど、画像補整に関しては完全に「Photoshop」キラーだなコリャ。
ただ、必要スペックがかなり高いのが気になりますね。自宅のは「PowerMac G5」1.8GHzなんで申し分ないので、自宅用に1本買ってもいいけど、仕事で使っているMacは、対象外になっているところが辛い。今は、古いので動作が軽く、基本的な写真処理に関しては一応の完成を見たと思っている「Photoshop 7.0」を使い続けているのですが、「Aperture」の動作が軽快であるのならば、乗り換えてもいいかなと思っていたのですヨ。う〜ん、「Aperture」の為にマシン買い換える余力はないので、しばらくは「Photoshop 7.0」は現役続行になりそうですね。恐らく、対象スペック以下でも動くんでしょうけど、かなり動作は緩慢そうだと予想できますからね。最低でも、現行の「「Mac mini」ぐらいスペックが必要なようです。(T^T)
アメリカでの販売価格が499ドルって事は、日本では6万円ぐらいで売られると予想してみると、仕事で使わないと損した気分になるな…。「iLife" target="_blank">iLife'05」ユーザーは、アップグレード価格で買えるってことやってくれないかな。
しかし、一番心配なのは、この「Aperture」が出たお陰で、Adobeが「Photoshop」の開発を止める事ですね。「Premiere」の件があるから、なんか言い出しそうで怖いです…。