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ツインスポーツ「F800S」は、BMWの新たなる挑戦。

BMW F800S

昨年、日本車に対抗する性能を持ったハイスピードツアラー「K1200S」を送り出し誌上に驚き持って迎えられたBMWは、今年、「F800S」で、スポーツジャンルに新しいモデルを送り込みます。と、大ニュースっぽく書き出してみましたが、もう既に雑誌等で紹介済みですので知ってるって人は多いと思います。まぁ、あちらは予想CG(だったと思う)なので、古い「R1100S」っぽくて、あまり格好良くないなと思っていたのですが、実車写真は、結構イイデザインしてると思いますヨ。

「F800S」のシルエットは、「R1100S」によく似ていて、エンジン剥き出しのハーフカウルなんです。なにもココまで似せなくてもと思うのですけどね。BMWのスポーツモデルとしてアイコンを統一するという意味なのか、次期「R1200S」が、新しいスタイルになるのか、しばらく意味を探してしまいそうです。

まぁ、同じ傾向のデザインとしては、水平対向の「R1100S」よりも、通常の形式を採用した「F800S」方が、エンジンの存在が主張しすぎない分より軽快感が感じられます。アッパーカウルの造形は、ヘッドライトをサイドカウルでサンドイッチにしたような形で面白いですね。また、そのままの流れでタンクも一体化されてデザインされているのは「R1100S」ゆづりなんですが、ナックルガードが別パーツではないので、一体感がより強調されています。後、ちゃんとギドニーグリルっぽい2つ穴があるので、BMW車ですいう演出は忘れていないところも面白いです。リアカウルは、兄弟車の「F650CS」とよく似ているのですが、共通?なのかな。まぁ、薄いシートとリアシートカバーが個性的なので気にならないですけどね。

Motor Box」の記事によると、エンジンは、他のFシリーズ同様、オーストリアに本拠を置くエンジンメーカーのRotaxが製造した水冷4バルブ単気筒エンジンを載せています。他のFシリーズと違うのが、排気量が650ccから800ccに拡大されている事ですね。エンジンは、他のFシリーズ同様、オーストリアに本拠を置くエンジンメーカーのRotaxが製造しています。ただ、この「F800S」、Fシリーズと名乗ってはいますが、単気筒ではなく、新開発のコンパクトな800ccの水冷4バルブ並列2気筒エンジンを登載しています。(素記事で2気筒ということが確認できなかったのと、エンジンの形ですっかり間違えしまいました。M小林さん、rw.tbさんご指摘ありがとうございました。)2気筒化されたことによりパワーは50hpから80hpと大幅にアップ。キャタライザーが装備されていてこのパワーっていうのは優秀ですね。190kgの乾燥重量の相まって、結構イイ走りが期待できそうです。評価の高いFシリーズのハンドリングから考えると、ハマリ度高そうです。

800ccのビックボア単気筒並列2気筒ということで、マニア好みと言えるこのモデルなんですが、意外と自分の中ではウケがいいです。「K1200S」ぐらい尖っても良かったんじゃないかと思ったりするのですが、現実主義のBMWですから、そこは大人の選択で実を取ったってところでしょうか。このモデルが起爆剤になって、このビックボア単気筒のスーパースポーツってジャンルが盛り上がると面白くなるのではないかと思ってます。このモデルが、最近増えてきた並列2気筒エンジン搭載のモーターサイクルのジャンルに、強烈な刺激を与えることは間違いないでしょう。

コメント [3]

画像でもエキゾーストパイプが2本見えるように、単気筒ではなく2気筒だそうですよ。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=112037&lindID=4

ツインエンジンみたいですね。
私もシングルエンジンならよかったのになぁと思っています。残念…
http://response.jp/issue/2005/0930/article74827_1.html

>M小林さん
>rw.tbさん

ご指摘ありがとうございます。エントリー書いている時、もしかして2気筒かなと思ったのですよ。素記事で2気筒ということが確認できなかったのと、エンジンの形ですっかり間違えしまいました。
個人的には、2気筒化は残念ですね。今後のFシリーズは800cc並列2気筒で行く事になるのでしょうか。

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このページは、naganagaが2005年10月 1日 18:30に書いたブログ記事です。

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