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フラッグシップ返り咲き「Kawasaki ZZR1400」。

Kawasaki ZZR1400

ZX12R」の登場以来、カワサキのフラッグシップの座を譲っていた「ZZR」が、1400ccの排気量へと拡大したエンジンを登載して、新たなフラッグシップ「ZZR1400」として再登場しました。1991年に登場した「ZZR1100」は、当時のクラス最強の151hpのパワーと280kmの最高速度で、憧れの存在として注目を集めたモノです。そういえば、当時は「ダブルズィーアール」と読んでいましたが、どうも今は「ゼットゼットアール」と読むそうですね。ただ、この新しい「ZZR1400」は、個人的には「ダブルズィーアール」って読みたいですね。そういうスマートな語感がピッタリのデザインだと思うからです。ただし、「ZX10R」と同じくのっぺり度濃だけど...。

全体的なシルエットは、これまでの「ZZR」よりも「ZX12R」に近く、高速ツアラーとスーパースポーツの両方の面を持ったモーターサイクルとしてデザインされていますね。フレームは「ZX12R」をベースにしたモノに見えます。それに、今の流行とは違う、大柄なカウルが車体を覆っています。特徴的なサイドカウルのエアインテークは、フェラーリのテスタロッサようなフィンが付けられていて、ナカナカイイですね。もう一つ特長的なのがアッパーカウルと、ヘッドライトなんです。

Kawasaki ZZR1400

6灯というのが、かなり特徴的です。これは、前の「ZZR」からの流れを継承したデザインのようです。ただ、横に広がっている分、かなり角度美人なんですよね。見る角度によって、かっこ良かったり、逆にブサイクだったり。正面から見るとまともに見えたりするので、かなり写真写りが悪いと思われます。確実に人によって好き嫌い(許せるか許せないかと言った方がイイ?)が真っ二つに分かれるデザインであることは間違いないです。個人的には、もう少しやりようがあったのではと思うんですけどね。後、フロントフェンダーが、前サスを覆うように大柄なモノになっていて、抵抗にならないようになっています。全ては直線加速命って感じがスゴイ拘りを感じますですヨ。

で、「Motor Box」の記事にも、前出の「ZX10R」と同じく、まだスペック等は公開されてませんが、恐らく、現在最速のスズキの「GSX1300R Hayabusa」の305km(だったと思う)の上回る最高速度をマークしてくるのは間違いないでしょう。

後、翻訳がよく分からなかったのですが、ニッシン製の新しいタイプのブレーキが採用されているようです。ラジアルマウントされたキャリパーの上にステーみたいなものがあるのですが、あれが関係するのかな?

ただ、デザイン見てると、この「ZZR1400」って、「ZX12R」の後継のようにも見えるんですよね。実際、どういう位置づけになるのかな。大人しいツアラー路線でイマイチウケが悪かった「ZZR1200」から、「ZZR1400」でスポーツツアラー路線に戻したって感じだからね。コンセプトがかぶっちゃた「ZX12R」のカタログ落ちって事になる可能性が大きんじゃないかと思います。

--追記--
アメリカ仕様では、車名は「ZZR1400」と呼ばず、「ZX14」と呼ぶんだそうです。なんか「ZX12R」の後継っぽく思えます。ということは、やっぱり「ZX12R」はカタログ落ちかな?

コメント [2]

昔からZZ-RはアメリカではZXだよ。

そうですか、ご指摘ありがとうございました。

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このページは、naganagaが2005年9月21日 17:27に書いたブログ記事です。

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