Motorcycle
無骨さ増量「Tuono 1000 R」。
この「Tuono1000 R」のベースとなるは2004年にフルモデルチェンジ受けた「RSV 1000 R」の発売から2年、Apriliaは、旧モデル「RSV Mille」がベースだった「Tuono 1000 R」をようやくフルモデルチェンジさせました。ヨーロッパのメーカーは、国産と比べてモデルライフが長くて、先代の「RSV Mille」は4、5年(多分)売ってましたから、ほぼイヤーモデルの国産と違うので、まぁ、販売テコ入れの時期としては悪くないのかなと思います。今回は、サスとかホイールとか外装とかを高級部品で奢った豪華バージョンの販売は無しのようで、1グレードでの展開のようです。
「Tuono 1000 R」は、ストリートファイター系のモーターサイクルにカゴライズされるので、外観は、前モデルと同じく、「RSV 1000 R」からカウル取り去った無骨なものです。特に今回は、エンジンに貼り付く部品が角張ったものが多いのと、アッパーカウルとアンダーカウルが直線基調デザインになったので、より無骨な雰囲気になっています。しかも、どことなくドクロに見えるアッパーカウルの造形はナカナカの迫力ですね。タンクとリアカウルは、「RSV 1000 R」とほぼ同じ、リアカウルの若干形が違っているのですが、これは恐らく「Tuono1000 R」用というのではなく、06型の「RSV 1000 R」が若干の変更を受けているからと思います。
「Motor Box」の記事によると、エンジンは、排気量が1000ccの4ストロークの60°V型2気筒で、8.750回転数で10.4kgmのトルクと133hpのピークパワーを発生させます。数値では若干「RSV 1000 R」に劣るのですが、これでも十分強力です。ただ、トルクのピークが、「RSV 1000 R」比べて若干回転数が高いことが気になります。カウルレスにした場合、より低い回転数でトルクを出す事が多いので、何故こうなっているのでしょう。「RSV 1000 R」比べて低い回転数で発生するピークパワーと関係しているのでしようか?
機械翻訳がけっこう分かり難いので間違っているかもしれませんが、どうもこの「Tuono1000 R」は、10月過ぎ辺りには市場に投入されそうです。ただ、値段が書かれてないので、ちょっと怪しいですけどね。意外と、このデザインってストライクって人多そうな気がするんですけどどうなんでしょ。値段も低く抑えられていると、意外と人気が出そうな気がします。
ふと、思ったんですが、タンク周りのデザインが共通ということは、「RSV 1000 R」のハンドル周りを使って、純正部品でセパハンが組めるということですよね。なんか、セパハンの方が格好良いような気がするんですよね。元々前傾姿勢で乗るように設計されている車体だから、前カウルが無い分、素の「RSV 1000 R」より面白いハンドリングになりそうです。