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「戦国自衛隊1549」もガンダムしてました。(ホメ言葉です)

戦国自衛隊1549

今年の福井晴敏原作シリーズ第2弾の「戦国自衛隊1549」に行ってきました。「戦国自衛隊」といえば1979年に千葉真一主演で公開された映画で、タイムスリップし戦国時代に飛ばされた自衛隊の部隊が、武士との戦争に巻き込まれていくというストーリーでした。で、今回の「戦国自衛隊1549」は、第2作でも、リメイクでもなく、全く新に設定されたストーリーで、戦う相手は戦国武将ではなく、先にタイムスリップした自衛隊になっています。前作の時は、撮影時に自衛隊の協力が無くて、戦闘シーンが長く尺がとれないという短所を長所に変えて、重厚な人間ドラマが展開されるのですが、かなり最後は悲惨なので結構、見終わった後はスキッとしないんです。けど、今回は自衛隊の協力もありドンパチに主体を置いた娯楽作品として作られています。

今回の監督は、映画畑出身の手塚昌明氏で、平成ゴジラシリーズを多く撮っている監督さんです。日本映画にしては珍しい娯楽作品を多く撮っている監督さんなんですヨ。

なので、この映画は戦闘シーンを見せることを前提にストーリーが作られているので、込み入っていません。「ローレライ」ほどではないにしても、テレビシリーズのダイジェスト映画を見ているような、どちらかというとハリウッドの娯楽作品なみに大風呂敷で単純な話です。 細かいところは端折って脚本化されいるという印象です。「大事な人を守るために戦う」のがテーマになっているので、キャラクターの設定は結構浪花節風味も強いです。後、原作が福井晴敏さんですからね、何気なくガンダムなんですよ。織田信長を名乗り、破天荒な論理で歴史を書き換えようとする的場毅の立ち位置は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のシャア・アズナブルそのものだし、それを阻止しようとする主人公の鹿島祐介は、アムロ・レイ。意味の分かり難いセリフの押収は、色々深読みできる内容で、個人的には楽しめましたよ。今の日本はダメかもしれないけど、よりよく変えていく努力をしていこうというという主張をしているということは伝わりましたよ。

細かいことは気にせず、ハリウッド作品を見るときのように、頭の中を空っぽにして見るべき作品ですね。おかげで、かなり戦闘シーンの尺は長く、実物の戦車やヘリが、すごい迫力でリアルに演出されているので、予算15億円ポッチとしてはよく頑張っていますヨ。ここだけでも見る価値はあるかと思います。個人的には、こういう娯楽作品を日本でも撮れる環境になってきたというのがうれしいですね。つい最近まで、盛りだくさんにして破綻している作品が多かったからね。作り手の方もテレビシリーズと映画の違いを理解し始めたのかも...。

この調子で次の「亡国のイージス」も良質の娯楽作品になっていることを期待してみる。ただ、制作会社が特撮ダメダメの松竹っていうのが最大の不安材料なんですけどね。

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starまずは満足
star脱力感の残る映画。
star日本映画の限界
starとにかく中途半端な内容
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starそんなにひどくはないんじゃ。。
starもう、笑うしかないねw
starさいあく
star悪い作品かもしれないけど
star一体何がいいたかったのでしょう

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starなんで?
star前作に比べると・・・・。
starもったいない。
starまあ       普通
star駄作です

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starオリジナルの仕様はdts版!!!

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このページは、naganagaが2005年6月17日 23:06に書いたブログ記事です。

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