｢MacOS X 10.4｣が発売になってから、ほぼ1週間が経ちましたが、皆様のMacの調子はいかがでしょうか。各blogでレポートされているのを読むかぎり、色々とトラブルが起こっているようですね。自分の場合は、29日の朝に｢MacOS X 10.4｣が届けられたので、早速、家にある3台のMacにインストールしました。｢MacOS X｣は、偶数のバージョン表記の時は、内部が大幅に変わっているらしく、｢MacOS X 10.2｣の時は、何にも考えず、上書きアップデートしたら、トラブル続きで結局新規で入れ直したって経験があるので、今回は上書きアップデートは行わず、新規でインストールすることにしました。

ノートの2台は、まだ買って日も浅く、コレといったデータも無かったので、HDをフォーマットして、そこに再インストールしました。アプリケーションソフトを再インストールするのは面倒でしたが、常時使うもののみに絞ったので、2台合わせて3時間ぐらいで終わりました。

問題は、家でのメインマシン｢Power Mac G5｣なんですが、色々とデータがあるのですよ。設定関係のファイルも生かしたいので、まず、別のボリュームに｢Carbon Copy Cloner｣というソフトを使って、現在使用中の｢MacOS X 10.3.9｣を丸ごとバックアップしました。この後、システムの入っていたボリュームを再フォーマットして、インストールを開始するのですが、この時、バックアップした｢MacOS X 10.3.9｣からデータを吸い出して新規インストールする｢MacOS X 10.4｣に反映する様に設定してから開始します。これで、設定関係のファイル以外はピッカピカの｢MacOS X 10.4｣がインストールできるのです。

全ての作業が終わったのは、夜の8時過ぎでした。さすが、3台となるとキツイ作業でした。

で、｢MacOS X 10.4｣を使ってみた感想ですが、操作系のレスポンスが｢MacOS X 10.3｣よりも高速になっていてキビキビとした感じが印象的でした。新機能の｢Dashboard｣も｢Expose｣と一体化されていてイイですね。｢ウィジェット｣色々と追加されれば、結構便利そうです。後、地味なんですが、起動プロセスが大幅に短縮されたのが一番嬉しかったりします。他はまだまだ、様子見の段階なんですが、ちょっと触った感じだと、便利そうな感じがしてます。｢Spotlight｣は、使いこなすと面白そうです。

アプリケーションソフトの方は、とりあえず自分が使っているモノは、大きな不具合は出ていないようです。既にアップデータが出ているソフトに関しては、インストール時に対処したので問題なかったのですが、それでも、トラブルには、ちゃんと遭遇しましたよ。AVIファイルを見るため、｢QuickTime｣に｢DivX 5.2.1 for Mac OS X｣を入れているのですが、AVIファイルによっては見られないものがありまして、それに当たると｢QuickTime｣が暴走しちゃうんですよ。とりあえず、｢VLC｣や、｢Mplayer｣で再生できるので問題ないです。ここんところ、アプリケーションソフトの開発元も怒濤のアップデートラッシュを慣行しているので、まぁ、問題なかろうと楽観視しています。

とか、思っていたら、Appleも既に｢Mac OS X 10.4.1｣を用意しているらしく、近いうちに配布されるようです。某映画のセリフを借りますと、｢Mac OS X 10.4｣は、｢ちっ、腐ってやがる。まだ早すぎたんだ…。｣ってところですかね。｢Windows XP 64bitEdition｣を対抗としようとして、焦って出すから…。不具合出るのわかっててGMにしたんだろうな〜。新モノ食いじゃないのならば、｢Mac OS X 10.4.1｣アップデートが配布されてから移行しても問題ないと思います。恐らく既に｢Mac OS X 10.4.1｣が本当の意味でのGMですから。