ここのところご無沙汰気味だった｢MOTOR BOX｣から久々の話題なんですが、MVアグスタから、また、新しいスペシャルバージョンが登場しました。経営危機から立ち直ったここ数年、連発しているので、ああまたかという感じですが、今回ラインナップに加わったのは、｢F4 CORSE｣といいます。名前にCORSE(伊語でレースの意味)と付いていると言うことで、レーサーベースなんですかね。

｢F4 1000｣を基本にしたスペシャルバージョン｢F4 Tamburini｣の高性能版という位置付けで、訳文を読んだ限りでは純粋なレーサーベースになりうるモデル(ホモロゲモデル)なのか、単なる高級バージョンなのかまでは分かりませんでした。ただ、記事にはゴールドバージョンなんて書かれているので、初期に発売されたセリエオロに以上の値札が付けられた台数限定(多分300台)の超高級モデルのようです。

ノーマルの｢F4 1000｣が、267万円(税込)、ベースになる｢F4 Tamburini｣が、567万円(税込)なので、予想ですが600〜700万円はいっちゃうんじゃないかな。国産の高級車が楽々買える値段ですね。ただ、このカラーリングは、ちょっとどうにかならなかったんてすかね。値段と反比例するような安っぽさなんですけど...。まぁ、こういうモーターサイクルは金持ちのコレクター向けで、乗り物として売っているのじゃなくて、観賞用の美術品って扱いなんでしょうから、このくらいハデハデじゃないと、モーターサイクルだらけの風景では目立たないからかもしれませんね。

そして、もう1台｢Brutale S｣のスペシャルバージョンとして登場したのが、｢Brutale Gladio｣です。このモデルを説明した記事に｢Mamba｣って文字があるので、多分、ノーマルにスペシャルパーツを組み込んだ、メーカーチューンモデルってやつです。これも台数限定で販売されるようなんですが、バイク屋で買えるかは怪しいでしょう。｢Brutale Mamba｣みたいにインターネット通販って事になるような気がします。目を剥くほどじゃないにしてもイイ値段になりそう。｢Brutale Mamba｣が250〜270万円で売られているので、恐らく300万円はいくかな。

新生ビモータの値付け(350〜500万円)を意識しているんでしょうけど、やりすぎ感が漂っていると感じているのは自分だけじゃないと思うのですが、逆に、また経営危機に陥るんじゃないかと心配してたりもします。200万円台の一般ピープルでも夢を抱ける価格のモデルを維持している限りは問題ないと思いますが、自動車と違ってモーターサイクルの分野は金持ち向けだけの商売に偏るって言うのは危険だと思います。

まぁ、どっちにしても一般ピープルの感覚だと、確実に自動車の購入を考える価格帯の話なんで、のってエントリーを書けませんね。こういうモーターサイクルも世の中にはあるということで、知識の一つということで...。