Motorcycle
デザイン重視のマイナーチェンジか、05型「CBR600RR」
05型の「CBR600RR」なんですが、最初、「MOTOR BOX」の記事に載っていたのを見たとき、パッと見は単なる色替えだと思っちゃったんですよね〜。それほど、前の型からイメージが変わらないデザインなので仕方ないですよね。一番目に付いたフロントフォークの倒立化と、ブレーキキャリパーのラジアルマウント化に気が付いて、ホンダも姑息な手段で販拡狙ってるよな〜、なんて思って何気なく細部をよく見てみると、全く違う事に気が付きました。
カウル関係を見てみると、前の型と共通の部分はバックミラーとサイド、アンダーカウル、タンクぐらいで、他は変わっています。アッパーカウルのエアインテークの形に変わってますね。スクリーンの形状も変更されています。次に一番変化が激しいのはリアカウルですね。タンデム下のエアインテークの穴が大きくなり、取り付けの方法が変わっていますね。「RC211V」が進化の過程で変更したデザインが、ちゃんと再現されていて、04型の「RC211V」のデザインになりましたね。個人的には、もうちょっと市販車らしくした方がいいような気がするんですけどね〜。でも、基本的な購買層は、こっちの方が萌えるんだろうなぁ。
ここまで、外観の変更を受けているわけですから、車体の軽量化もぬかりなく行われていますね。重心周りから6kgほど軽くなっているそうです。ただ、今回は軽量化のみで、エンジンの出力自体はそんなに向上はしていないみたいです。トルクも変化してませんね。まぁ、闇雲にパワーアップをしないところがホンダらしいですね。(思い立ったようにいきなり大幅なパワーアップをして顰蹙を買うこともよくありますけど...。)
後は、上記のようにフロントフォークの倒立化と、ブレーキキャリパーのラジアルマウント化ですね。大夫、ブレーキングで踏ん張るようになるので、ワインディングを走るのが楽しくなるのではないでしょうか。けど、逆に「CBR1000RR」のような走りに変化しているのだとすれば、免許証キラーの可能性があるので、乗られる方は気を付けて。
05型の「CBR600RR」って、全体的にはマイナーチェンジの域は超えていないのですが、「RC211V」のデザインを再現する事に徹底することが主目的だったと考えると、ある意味ホンダってメーカーは凄いなと思ってしまいますね。王者の貫禄ってことですか。