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Motorcycle

バーゲンプライスか? 今度の「Ducati 999」。

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進化するのは、国産スーパースポーツだけではありません。先だってDucatiから発表されたWSB参戦用のホモロゲーションモデル「999R」から遅れること2ヶ月、ノーマルの2005年型「999」が発表されました。さすが、地元イタリアの情報サイト「MOTO BOX」ですねぇ。情報、早いです。
05型の「999R」が、04型に比べ、マイナーチェンジとは思えない大幅な改良を施されていた事から、後に続く「999」も同様に大幅な改良が加えられるのではないかなと感じていたのですが、やはり予想は的中していました。「999」が市場に登場してから一番の大がかりなマイナーチェンジになっていると思います。フルモデルチェンジって言ってもイイかもしれませんね。

まず、目に付くのが、「999R」と同様に、アッパーカウルに4つあったエアインテークの上2つが無くなったことですね。余計なディテールが無くなったお陰で、スッキリとした顔立ちになりました。けっこう、あの2つの穴が、悪く言えばデザインをおもちゃっぽくしてんだなぁと気付かされてしまいましたヨ。
他のカウル関係では、サイドカウルのエアロフィンが、レーサーや、「999R」のように基部を持たないデザインに変更されていますね。細かいところなんですが、レーサーのイメージを大切にしたい人にはうれしい変更なんじゃないでしょうか。ただし、整備性を考慮してか、「999R」のようなカウルの分割ではなく、今までと同じ位置で分割となっています。後、サイレンサーのカバーも銀色から黒へ変更され、レーサーのカーボンカバーみたいな演出になっています。

同時に、フレームの色も「999R」と同様の赤に変更、レーサーのイメージを強くしています。リアのスイングアームがスタビライザー付きの極太のモノへ変更され、エンジンパワーが増大したことを主張しています。ただし、フロントのブレーキだけはラジアルマウントはせず、従来通りのマウントにされています。ディスクも小径化はされていません。「999R」との差別化でしょう。ただ、国産メーカーがこぞって採用しているので、06型では採用されるんじゃないかな。

エンジンは、設計が見直され、大幅にパワーアップ、従来124psだった最高出力が140psと16psも上がり、トルクも11kgと増大。04型「999R」が139psだったので、たった一年で、そこまでの性能に到達してしまったことになります。それに伴い、エキゾーストパイプもさらに太いモノに変更されています。ノーマルなのにリプレイス並の迫力がありますよ。さらに、車重も199kgもあったものが186kgと大幅にシェイプアップ。取り回しが大夫楽になりましたが、増大したパワーと軽さで凄いことになってそうです。

やっぱり、MOTO GPでのデスモセデッチのツインパルス化のノウハウがフィードバックされたと思ってみていいんでしょうか。考えてみると、公道用として耐久性のあるエンジンの05型の「999」を買われる人は結構、特してるんじゃないですかね。今回から従来の色に加えて、黒が追加されたそうですし、お値段もほぼ据え置きだそうで、04型以上に清水の舞台から飛び降りる価値はあると思います。

個人的には、「999」もあんまり乗りたくないモーターサイクルになってしまったように感じるのは、自分だけでしょうか。今は「F4S」の面倒を見るだけで精一杯ですが、宝くじが当たったら、即買いしそうになるぐらい魅力的ではありますね。

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このページは、naganagaが2004年9月 8日 01:23に書いたブログ記事です。

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