Electric product
SONYの第3番の携帯プレイヤーを発表。
なんか「VAIO Pocket」で、あーだこーだと盛り上がっている隙をついて、SONYは別の携帯音楽プレーヤーを、また発表してました。「HMP-A1」って機種なんですが、動画再生機能を除けば「VAIO Pocket」よりも真っ当な音楽プレーヤーなんです。レビューを読んでも「HMP-A1」方が断然使いやすいと思われます。ただし、音楽検索に関してはどっちもどっちで変わらないてすが、なんでジョグダイヤルを採用しないのか、やっぱり不思議だ。
ただ、よく読んでみると、こっちも「VAIO Pocket」同様なんとも中途半端感が漂う製品になっています。
ソニー、MPEG/MP3対応のモバイルHDDプレーヤー「HMP-A1」発表
ソニーが、ポータブルAVプレーヤー「HMP-A1」を発表。20GバイトのHDDを内蔵し、MPEG-1/2/4動画やMP3/JPEGなどの再生をサポート。ただし、ATRAC 3/3 plusには対応していない。実売は6万3000円前後になる見込み。
引用先:ITmedia:ニュース
本体のサイズは129.6(幅)×75.6(高さ)×22(厚さ)mmで、重量は約250gと、「VAIO Pocket」でもでかい、重いって思いましたが、さらに大きく、重くなっちゃってます。3.5インチの液晶モニターのせいだけではないと思いますが、けっこう手に持って長時間音楽を聴いたり、動画を見たりするのは辛いかもしれません。
内蔵HDDは20GBで「VAIO Pocket」と同じですが、採用されている形式がmp3とwavのみで、ATRAC3には対応しいないそうです。mp3が使えるのは嬉しいですね。ATRAC3への変換の手間をかけなくていいのがいいです。
ただ、ATRAC3/ATRAC3plusに対応していないということは、自社の音楽ダウンロードサービス「Connect」が今後日本でサービスを開始しても使えないって事なのね。「モーラ」や、「エニーミュージック」も駄目らしいので、この機種で音楽ダウンロードサービスを受けることは期待しない方がいいんですかね。他社のサービスを追い出すのは分かりますが、普通自社が提供しているサービスには対応するでしょう。なんか腑に落ちない。
動画の形式は、MPEG-1/2/4と、AVI、WMV、DVR-MSに対応してて、転送時にMPEG-2もしくはMPEG-4に変換するんだそうです。手持ちの動画ファイルは、ほぼ見られますよという感じかな。QuickTime形式が採用されていない所なんかは、Apple嫌いをよくアピールされていると思います。
値段も「VAIO Pocket」を上回る6万3000円前後と高い目の値付け。動画再生機能が原因と思われます。この値段だったら「iPod」の40GBモデルが楽々買えちゃうんですよね。動画再生機能に価値を見いだせるかが分かれ目になりますな。各製品とも程良い中途半端さで自社製品同士が食い合っておりますが、SONYさんは本当にコレでいいと思っているのでしょうか。機能とか整理して一つのラインに絞った方がいいような気がするんですけど...。