Computer
作者逮捕中「Winny」がバージョンアップ。
前のエントリーで、作者が逮捕されたので「Winny」ひとまず終わりを告げたようですって書いたら、さすが転んでもただでは起きないアングラソフトの「Winny」は、作者が不在なのにも関わらずバージョンアップが行われました。「スラッシュドット ジャパン」のエントリーによると、lark氏という方が「Winny」の逆アセンブルソースに手を入れて、通信暗号を2重化して外から復号を難しくする改良を施したようです。
開発者不在のWinnyに"新バージョン"が登場
第三者が開発した。「通信暗号を二重化して外から復号を難しくするためのパッチ」が含まれている。
引用先:ITmedia:ニュース
「Winny」のファイル交換を無効にする「One Point Wall Winny」を開発したネットエージェントさん、これで終わりかと思っていたのに残念ですね。今回のバージョンアップにも、がんばって対応するみたいです。
この調子だと、手練れの開発者が次々と「Winny」を改良、強化していくという流れになっていくのかな。そうなると、京都府警は著作連侵害幇助の幇助で、さらに幇助で、あ〜っ幇助!! といった具合に次から次へと「Winny」の開発に手を染めていった人間を捕まえないといけなくなるのでしょうか。他にすることいっぱいあると思うな。
「Gnutella」の時みたいに完全に野に放たれた訳ではないので、次から次へと亜種が出てくるとは思えませんが、まだまだP2Pソフトは廃れる気配はありませんね。作者の裁判も含め、これからどう推移していくか注目です。