Naga Blog

Motorcycle

自分がバイクに乗るということ…。

最近、バイクに乗る時は、殆どと言っていいくらい1人で走っています。きっかけは、F4Sを開発したマッシモ・タンブリーニという人の雑誌インタビュー記事を読んだことですね。インタビューの掲載された雑誌を買わなかったので記憶をたよりに書いていますので多少違うとは思いますが、「趣味としてバイクは乗るのか。」という質問に、彼は「馴染みの峠を1人で走るのが好きだ。」と答えていたんです。記者が理由を尋ねると「他人と走っているとついついレースのようになってペースを上げてしまい、事故を起こしやすくなる。その日の調子で、走るペースを決められる1人の方が安全だ。」と答えていました。これを読んだときバイクを趣味として続けていくための一つの解答をもらったようでうれしくなってしまいました。

まぁ、ようはバイクで走っている最中に、一緒に走ってる仲間の中で一番速く走りたいとか、後れをとりたくないとか、後ろから抜かれた車やバイクを抜き返したいとか、他者を仮想敵に設定するかしないかだけなんですよね。それが、一人で走っている時の方がなりにくいのか、多人数で走っている時の方がなりにくいのかは人それぞれですが、自分の場合は前者ですね。
2人以上多人数で走る時は、そうならないようにいつの間にか前との車間を広い目にとってしまったり、ペースを落としたりしてしまいます。

基本的に自分の性格は「ビビリ」なんですよ。先の見えないカーブを走っている時なんか、目の前に車がエンコして道の真ん中止まっていたらどうしようとか、砂が一面にばらまかれいたらどうしようとか、どうしようっていうイメージで走っていることの方が多いですね。

どういう走り方をしてるかというと、カーブに進入する時に減速するためにプレーキをかける時も早い目に減速を始めて、確実に旋回できる速度にまで落とします。同時にカーブ出口の安全を確認しながら向き変え、加速していきます。この時も、アクセルは大きく開けていますが、全開ではありません。
まぁ、こんな感じなんですが、別に戦々恐々と走っているわけではなくて、他人より多めに余裕をとっているんですよ。まず、自信満々でだろう運転がてきる程、運転技術はないですから…。

そういった心配を無しにガンガン攻めていけるタイプの人がうらやましいなと思うことはしょっちゅうですが、ビビリで心配性のお陰で、今まで大したケガも無く乗り続けてこれたのだと思うと、これでいいかなと妙に納得しています。

普通、運転技術を磨くのは、速く走ることが目的なんですが、自分の場合は転けないために磨いています。痛いの嫌ですから…。早く走れる(人並み)というのは自分にとっては技術を向上させた副産物程度にしか考えてないんですよ〜。だから、速く走りたいから、運転技術を教えてくれと言われると困っちゃうんですね。転けない運転技術しか教えられない…。

だから、峠とかでF4Sに乗ってるからって勝負仕掛けるなんて事はしないでくださいね。
あんまり速い人間ではないので、お願いです。

自分はマイペースに、飽きない程度にバイクを趣味として続けていきます。
これを人は、下手の横好きという…。

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このページは、naganagaが2004年4月22日 23:48に書いたブログ記事です。

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