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Political and Economy

尖閣諸島への中国人活動家不法上陸に思うこと。

尖閣諸島の領有権問題に端を発する、今回の中国人活動家7人の上陸事件についての中国政府の発表の会見を見ていて、中国政府は、反日活動家の出航を黙認していたのではないかと思いました。実際知らなかったとしても、尖閣諸島に近づく自国の船をレーダー等で追跡できない筈はなく、中国政府は何らかの意図持って日本政府に揺さぶりをかけたかったということに他なりません。
反日団体は第2陣の上陸を計画している様ですが、恐らく中国政府は出航を阻止するでしょう。日本の対中投資の減少を招く危険は犯さないはずです。

<尖閣諸島>中国活動家団体が第2陣の船 28日出港

尖閣諸島への中国人活動家不法上陸問題で、活動家が属する中国の民間団体「中国民間保釣(尖閣防衛)連合会」は25日、第2陣の船が28日に中国福建省アモイを出港し、尖閣諸島に向かうと発表した。インターネットのホームページで伝えた。

引用先 YAHOO!ニュース(毎日新聞):海外ニュース

ごまめのつぶやきさんところで書いているように武力を使って恒久的に尖閣諸島を占領しようという野心は確実に持っているでしょうが、今回は日本政府へのいやがらせだと思います。

今回の事件の背景には、台湾の総統選挙があるでしょう。独立派の陳水扁総統が再選し、台湾の独立がまた1つ前に進みました。これは、中国政府の台湾親中派政権を発足工作が失敗したということです。中国政府内部での批判の矛先をとりあえずかわすために、尖閣諸島に中国人活動家を意図的に上陸させたのだと思います。後は、50年間の反日教育の賜物で、民衆は自国政府の批判なんてものは、すぐに忘れて日本非難になびいてくれるというわけです。
これと同時に、「いつでも日本から尖閣諸島を占領でき、台湾を地理的に包囲し独立阻止をするぞ。」という軍事的な圧力を台湾に対して強めることも目的としているでしょう。日本に対しては中国人民に嫌われたくなければ、もっと対中投資を増やせと言わんばかりです。

今回の事件を日本政府がしのいだとしても、今後も中台間で何かある度に、中国政府は尖閣諸島にしつこいぐらいに中国人活動家を進入させてきますね。まるでやってることはチンピラに難癖付けさせて善良な市民から金をむしり取ろうとする暴力団といっしょですね。

やはり、ここは尖閣諸島は日本の固有の領土であるという歴史的な裏付けもあるので、正論を通していくほか無いでしょう。実力行使には断固とした態度で臨んで欲しいと思います。ただ、上陸しようとする中国人活動家の皆さんに警告射撃をしようものなら中国政府の思うつぼなので、今回のように上陸させてから全員逮捕拘束して、那覇の留置所で2、3日滞在して強制的にお帰りいただくのが良いかと思います。

尖閣諸島の問題についてはこちらのサイトにくわしく説明されています。
尖閣諸島問題

戦争責任を錦の御旗に、日本に対して内政干渉してくるし、歴史のねつ造はしてくるし、今回の件なんて見てると中国政府は本気で日中友好なんて思ってないのでしょうか。日本は中国にとって、脅したり、すり寄ったりすればすぐに金出すのATMってところなのかな。
最近なんて、日本の円借款使ってミサイル原潜と核ミサイル配備したらしいですわ。当然照準は仮想敵国である日本。さらに、中国政府は日本の円借款を流用して北朝鮮を財政支援しているのだから酷いモンでしょ。しかも、子供には友好教育どころか敵国教育というおまけ付き。日本国民は自ら支払った税金で自らを危険に晒しているわけですな。お人好しにも程があります。
もはや、有人宇宙飛行やって、沿岸部は日本並みの生活水準の国が発展途上国な筈はなくODAとしての円借款はなんの無意味でしょう。もう、こんな国に血税を垂れ流すのはヤメテクレ。

と、一人憤慨してみても、ほとんどの日本人は、
「尖閣諸島って何〜、無人島なの〜。そんなん持ってたって意味ないじゃん。中国にあげチャイナ。なんてな。」
っていうぐらいの情けない認識しか無いんだろうな〜。

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このページは、naganagaが2004年3月27日 17:21に書いたブログ記事です。

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