偉そうな態度で国民年金未納者に｢国民年金がもらえなくなるかも、って言ったの、誰!?｣と呼びかけていたテレビコマーシャルが話題になっていましたが、そのコマーシャルに出演していた江角マキコさんが、実は国民年金未納者だったという、なかなか笑えるオチが最後につきました。所属事務所｢研音｣によると、確認もせずに支払っていたつもりで依頼を受けたそうで、依頼主の社会保険庁も含め関係者全員がポカやらかしたみたいです。

江角さん自身が保険料未納　社保庁広告で納付呼び掛け

社会保険庁が国民年金の啓発広告に起用している女優の江角マキコさんが保険料を納付していなかったことが２２日、分かった。同庁は昨年６月に契約した際、広告代理店と所属事務所を通じて文書で確認したとしているが、保険料の未納率が４割近くに達する中、お粗末な対応に批判が出そうだ。

引用先 YAHOO！ニュース(共同通信)：エンターテインメントニュース

国民年金未納者の一番多い未納理由である、
｢年金貰えないから、払わね〜。｣(←誤解)
というのが、江角マキコさん自身の未納理由だったらもう最高のオチなんですけど、そこまで間抜けなことはしていても公表しないだろうな。所属事務所もそこまで馬鹿じゃないと思うし。

後、記事読んでびっくりしたのは、あのコマーシャルの広告費の6億円って国民年金から出されているという事。あれは、将来老人になって収入が無くなった時に貰うため掛けているのであって、広告費に使うために掛けているのでは無いんですけど、社会保険庁の官僚の方々が自由に使っていいお金と勘違いしているのですかねぇ。もしかして社会保険庁って政府から運営の予算ってもらってないのでしょうか?

それ以外にも、年金は官僚の皆様にいいように無駄遣いされているみたいで、年金の積み立て総額1/3ぐらいがパーッと消えて無くなってるそうです。これじゃあ支払いたく無い人が増えても仕方ないよう気がしないでもないですが、未納者の人でこの事実に怒って支払わない人ってごく僅かの人数ではないでしょうね、大半の人が払いに行くのが面倒というのが、本音だと思います。

かといって面倒だけでは済まないリスクも未納者にはあるみたいで、最近になって自分も知ったのですが、国民年金って老人になってから生活費として貰えるというだけの年金制度ではないんですよね。事故や病気で体に障害を負ったときに申請したら支給される障害者年金っていうのがあるんですが、これって国民年金を払っている人が対象なんだそうです。国民年金を未納のままだと支給してくれないそうです。支払ってもいない人まで面倒は見られないというのは至極当然の事ですね。

とりあえず、信用されていない政府の制度ですが、リスク回避という意味で年金は支払っておいた方が無難なようですよ。ねっ、江角マキコさん。