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リッチメディアは、ニッチメディア。
どうも、ネットユーザーにはリッチメディアコンテンツっていうのは嫌われはじめているみたいですね。下記の引用記事は、マクロメディア社の「FLASH」で作られた広告をフィルタリングすることが始まったということなんですけど、確かにページを見ている側にとっては、帯域幅をむさぼるとか小難しいことは別にしても、そのページに記事を読みに来ているのに、その横でチャカチャカと広告の派手派手アニメが再生されると非常にうざったいことこの上なし。ネオンサインじゃないんだから、もう少し大人しいアニメにしてくれと常日頃思っていました。
リッチメディア広告をめぐる、広告主とユーザーの終わりなき戦い
ネット上では、『フラッシュ』をベースにしたアニメーションや映像を使った広告など、帯域幅をむさぼるリッチメディア広告が増加しているが、これらを遮断するアプリケーションを導入するユーザーも増えている。ポップアップ広告の次に、最も嫌われる存在になると予想する専門家もおり、大手ISPの米アースリンク社は、フラッシュを無効にするサービスを5月に開始した。
引用先 WIRED NEWS:Business
酷いサイト(特にエロ)なんかは、リッチメディア広告読むのに時間がかかり過ぎるので、読み込み中止ボタンをクリックすることが最近多くなったですね。アニメーションGIFの時よりも酷くなってると思いますよ。ホント。
流行ものというのは、どの事柄でも悪い方にエスカレートしていくものですね。そしてついには誰かを怒らせて規制の対象にされちゃうわけです。今回はネットユーザーだった訳です。
実際、ネットをブラウジングしていて、「FLASH」で作られたムービーは、その製作が簡単な事も手伝って個人、企業問わず様々にサイトでお目にかかる機会が多いわけですが(自分のサイトでもやってます...)、自分がよく見てるのはページの一部にアクセント的に入れられているモノが多いですね。単純なアニメをほぼ5〜10秒ぐらいの尺で流して、後はさらに単純なアニメの繰り返しというタイプです。
まず見ないのは、サイトのトップページにムービー(スプラッシュムービーといいます)を入れているサイトの場合は、間違いなく飛ばしますね。別にムービーを見に来てるわけではなく、情報を仕入れに来てる訳ですから。
後、総てムービーで作られているサイトは1回見たら、お腹一杯になっちゃって、リピーターにはならないですね。2回目はブラウジングでは演出で施されたアニメにイライラさせられるからというのが理由です。もう一つ、ムービーサイトは更新がもの凄く面倒なので新しい情報がなかなか掲載されないのも大きいかな。
ネットで儲けようということで、色々な会社が新技術とかいってサイトに動画を載せさせようとしているけど、Webサイトっていうのは結局は「読む」メディアなんですよね。あくまで動画は「おまけ」ですから、だから、作り手の方もそこらへんよく考えて使わないと、規制されてしまう訳ですね。リッチメディアって言ってるけど、本当はニッチ(隙間)メディアなんだよね。
けど、お客相手に「少しローテクでいきましょう」とはなかなか言いにくいことは事実です。
コメント [1]
こんんちは、夏川です。
最近、僕もそのあたりについて考えております。
先般雑誌記事をもとに入手したフリーの簡易フラッシュ生成ソフトを使っているのですが、
やはりトップページに置くのは気になってきました。
メニューや記事からリンクを張る形にしようかなと考えたりしています。