Motorcycle
超個性的ベネリTNT1130発表!!
Motorboxによるとイタリアのバイクメーカーのベネリが、リアテールの2つのファン特徴的なトルネードのカウルレス仕様を発表しました。その名もTNT 1130!!
排気量の表示に中途半端な数字を付けるところなんか、イタリアーンな感じで良いですね〜。最大の特徴はなんと言ってもそのデザイン。トルネードの時も、そのデザインの奇抜さに度肝を抜かれましたが、今回も、凄いデザインです。パッと見、コンセプトモデルのようですが、立派に市販モデルです。これを売っちゃうイタリアメーカーの心意気が好きです。
さて、このTNT 1130ですが、3気筒エンジンの排気量がトルネードの898ccから1131ccまで約200ccアップされ、101kwのパワーを9250回転で発生してるそうです。トルネードが105kwを1,1500回転で発生させているので、トルクに振ったエンジン特性のようですね。
排気管は3-1-1の取り回しで、リアカウルの下にサイレンサーが1本配置されています。テールランプがサイレンサーに巻きつく様な形で取り付けられているのが、面白いです。
特徴的なのは、オフ車のシュラウドの位置に設置されたサイドラジエターです。パイプフレーム取り回ししやすい特徴を使って、VTRとかよりもかなり上に配置しています。エンジンのカムカバーあたりですので、ラジエターがエンジンの熱であぶられないので、廃熱効率は良さそうです。
サスペンションはフロントは倒立が入っているし、リアもアジャスター付のようで、かなりスポーティーな味付けのような気がします。
デザインのモチーフは、オフ車ですね。上に向かってボリューム感が増してくるようにデザインされているので、写真で見る限り、かなり力強く感じますね。シートの部分がトルネードと共通になっているのが、兄弟車という主張ですね。よく見るとシート高がトルネードと比べてかなり低そうですね。トルネードの場合はシート下にラジエターがあるので、かなり腰高だったのですが、まともな高さになってるようです。ただし、タンクの位置は変わってないみたいで、タンクを抱くような感じになりそうですね。
ライト周りのカウルもかなり特徴的でなんだか昆虫みたいに見えるのですがいかがでしょうか。写真から察するにライトは4つ目かな。けっこう明るそう。メーターもカウルでうまく処理されて、ありがちな取って付けた感じがなく面イチになってます。
このTNT1130は個人々好みは別としてもデザインとして良くできた部類にはいるのではないか思うのですが、他の方の評価はどんな物でしょうか?
で、気になるお値段ですが、12,900ユーロ(約178万円)だそうです。ちと高いかな。
DucatiのS4RやAapriliaのTuono、MVAgustaのBRUTALEあたりが価格的なライバルというところでしょうか。
この価格だと、日本で台数をこなすのは難しいとは思いますが、実物は是非見てみたいモデルです。
コメント [5]
ベネリ版ザンザス(違)
しかし、最近の欧州車は魅力的なのを出してくるねぇ…。
今、ザンザスに乗ってます。
178万・・・高っ!でも
大型取って久々にビビッと来たバイクです。
シート高って780mmなんですかね?スペック見ると。
ザンザスと同じですね。
足つきがいい大型は安心して乗れそうです^^。
最近のリッターSSのシート高と違っていいですね。
>ちょーすけさん
このTNT1130は特に低いみたいですね。シートも股の部分がかなり細くなっているので、足つきはかなり良さそうです。身長が160cm台の人でも安心して乗れるのではないかと思いますよ。
ただ、ベネリって日本の代理店がまだないみたいなんで首都圏に住んでいないと部品とかメンテの関係が大変かもしれませんね。地方在住だと買うときは、それなりの覚悟が必要かと思います。
派手ですね。
虫ロボットみたいで、アニメヲタクと言われそう。
でも、おやじになるほど派手な物が欲しくなって・・・
スペックもいいです。足付きが良さそうなのもいい。
最近は、日本逆車より外車の方が昔ながらの足付きで、
ちびには嬉しい(今は無理してFZSに乗ってます)。
逆車でも百数十PSのリッターオーバーは140万
ぐらいはするので、舞えなくはない。同じような
スペックのトォーノは、そのスタイルが+50万に
値しなかったけど(私的に)。
>なしおやじさん
このTNT1130の12,900ユーロ(約178万円)という値段は、国産車の感覚からいくとムチャ高なんですが、実はエンジンの組立から車体への組み付け、完成まで、ベネリの職人さんが1台1台手作りでやっているそうで、ほぼワンオフものに近い生産方式なんだそうです。そう考えるとこの値段で収まっているのは驚異的かもしれませんヨ。