Naga Blog

Movie

ゼブラーマン見ました。

行ってきましたよ「ゼブラーマン」。邦画を見に行くときは過度の期待はしないようにして行くのですが、今回の「ゼブラーマン」は、そんな心構えをきれいさっぱり吹き飛ばしてくれる程のパワーを持った作品でした。
内容は正直言って話は強引だし、特撮もしょぼい箇所が目立つし、こう書くと今までのダメダメ邦画のように感じますが、これが逆に作品をいい方向に持って行ってしまったという特異な作風に感心しっぱなしで約2時間楽しませてもらいました。

作品のテーマになってるのが、「夢は信じれば必ずかなう。」という、なんとも歯の浮くようなアメリカのヒーローものでは使い古されものなのですが、実はこのテーマって日本のヒーローものではあんまり使われないテーマなんです。なんでかっていうと、日本のヒーローは登場時点ですでに強いからなんですね。宇宙人とか、改造人間とか特殊能力を持ってるんですよ。しかし、「ゼブラーマン」主人公は最初、単なる一般人で、TVヒーローのゼブラーマンにあこがれているだけ、それが話が進むにつれて主人公本人も訳の分からないままゼブラーマンへの愛と熱意だけで超人になっていくんです。この崇高なテーマ自体が主人公という、なんとも分かり易い構成。これが良かったのではないか思います。ホント。

このテーマを軸に、ヒーローにあこがれる大人子供(オタク)の心情や、大人であることに疲れている現代人を面白可笑しく描き、最後のクライマックスでホロリと感動させられてしまいす。naganagaは、感動して泣いてしました。ヒーローものを見ていて泣いたなんて生まれて初めてです。それだけ、人間ドラマとして完成されていたのでしょう。いい話の前には、くどくどした設定はいらんねとマジ思いました。くどくどした設定は後でファンが同人誌でくっつけるからOKさっ!!

他に見所といえば、鈴木京香演じるゼブラナース、SMチックにコスチュームに乾杯です。
そして、70年代風に撮られたTV版ゼブラーマン、特撮愛出しまくりでした。できればあのテイストでTV版ゼブラーマンを作って欲しいとマジ思いましたよ〜。

もう、ホントに面白い映画でしたよ。DVD出たら買っちゃおっかな〜。
パート2も作って欲しいなぁ〜。

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このページは、naganagaが2004年2月23日 01:17に書いたブログ記事です。

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