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Apriliaが最高出力250psの市販レーサー「RSV4 R FW-GP」を発表しました。

Aprilia RSV4 R FW-GP
Aprilia RSV4 R FW-GP

Apriliaの「RSV4」は2009年のデビュー以来、同社のWSB参戦の為のホモロゲーションモデルとして年々熟成され、そのフィードバックとして次々とモデルバリエーションを増やしてきました。2年前にはファクトリーワークスプログラムを開始して、レースユーザーが「RSV4 RR」のレース専用車(市販レーサー)を購入できるという体制を作り、スーパーストック用や、スーパーバイク用等の4つスペックから選べ、その中にはMotoGPマシン並の性能を持つ「RSV4 R-FW Misano」も含まれていましたが、さらにMotoGPマシン近く進化した「RSV4 R FW-GP」となります。

「RSV4 R FW-GP」に搭載される水冷65°V4エンジンにはニューマチックバルブが採用され、MotoGPマシンと同様の81mmボアを採用。さらなる高回転化が行われ、最高出力はメーカー公称値として250hpを発生させています。

「RSV4 R FW-GP」は購入したオーナーには、Apriliaのファクトリーエンジニアが、オーナーに合った調整を施した上で出荷します。特典として、Apriliaの工場で自分がオーダーした「RSV4 R FW-GP」の製造工程をつぶさに見学する事ができます。また、「RSV4 R FW-GP」を最初のレースで走らせる際には、マシンの電子制御の設定や、各種セッティングなどをセッティングしてもらえます。さらに、2回め以降のトラック走行をする際には、ファクトリーエンジニアによるヘルプを受けることかできるサービスも提供されるそうです。

「RSV4 R FW-GP」のオーナーたちは、マシンの構造に関してファクトリーエンジニアと合って、自分に合った一台とすることが出来る。またオーナーたちは自分のマシンが製造される工程をファクトリーで見学することも出来る。さらに面白いことに、アプリリハはRSV4 R FW-GPのオーナー達に面白いアフターセールサポートを提供する。それは最初のトラックデーでの走行で、マシンのエレクトロニック、セッティングなどをセットアップしてくれるというものだ。また、アプリリアはオーナーがRSV4 R FW-GPでトラック走行をする際に、ファクトリーエンジニアによるヘルプを受けることができるサービスも用意しています。

この他にMotoGPマシン並の性能を必要としないカテゴリー用のモデルとして下記の3種類の「RSV4 R FW」が用意されています。

RSV4 R FW-SSTK1
  • 「RSV4」とレースパックの組み込み (Öhlins製サスペンションと鍛造ホイール)。
  • 標準的な電子制御システムと超軽量リチウムイオン電池の搭載。
  • 標準的なECUのプログラムを、Aprilia Racingで作成されたレース用のエンジンコントロール、ビークルダイナミックマッピングのプログラムに変更済み。
  • V4-MPシステム(コーナー間で車両の電子設定調整を提供する遠隔測定システムを導入)と組み合わされた、ラップタイムを計測するメーター類。
  • ABSを排除した軽量ブレーキシステム。
  • 軽量化されたファクトリー製エンジンは、サーモスタットとセカンダリエア機構が廃され、冷却経路を単純化。Akrapovic製のエキゾーストキット、フェリングキットによりエンジンまわりの最適化が行われています。
RSV4 R FW-SSTK2
  • 「RSV4」とレースパックの組み込み (Öhlins製サスペンションと鍛造ホイール)。
    • レース用の電子制御システムに、ワイヤーハーネスとリチウムイオン電池で軽量化と簡略化。
    • Aprilia Racing製APX2 ECU搭載。PCと接続して調整が可能となっています。
    • ECUには、Superstock 1000 FIM Cupのレギュレーションによって利用を許可されているセンサーと、オプションのセンサーの両方を使用することができるデータ収集システムが含まれています。
    • Aprilia Racing製のメーター類。
    • Aprilia Racingがチューニングしたスペシャルエンジン。
    • Akrapovic製のエキゾーストキットとフェアリングキット。
    • 最大出力は204hp。
    RSV4 R-FW SBK
    • 「RSV4」とレースパックの組み込み (Öhlins製サスペンションと鍛造ホイール)。
    • レース用の電子制御システムに、ワイヤーハーネスとリチウムイオン電池で軽量化と簡略化。
    • Aprilia Racing製APX2 ECU搭載。PCと接続して調整が可能となっています。
    • ECUには、オプションの機器としてテレメトリセンサーキットを備えたデータ収集システムが含まれています。
    • レーシングボタンパネルが装備されたAprilia Racing製のメーター類。
    • シフトダウンをアシストする電子制御ギアボックス(オートブリッパー機能き)。
    • Aprilia RacingがSBK用にチューニングしたエンジン。
    • 最大出力は215hp

    市販レーサーとして販売なので、欲しい人はApriliaまでご連絡をという事になっています。サービス料込で安くても恐らくウン千万円とかの世界なんでしょう。「RSV4 R FW-GP」を日本国内のレースで走らせるとなると、欧州と同じサービスを受けられるのかレース関係者だと気になるところです。過去に欧州メーカーの車両が日本国内レースにフル参戦した事がありますが、部品とかのサポート体制が遅れ気味なるので苦労していた記憶があります。なので、金持ちが走行会に引っ張り出すぐらいでしかお目にかかれないかなと思う次第であります。

    引用元:Asphalt & Rubber「Say Hello to the 250hp Aprilia RSV4 R FW-GP

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    このページは、naganagaが2016年12月22日 23:51に書いたブログ記事です。

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