Motorcycle
YAMAHAのコンセプトモデル「T7」は本格的なパリダカレプリカの発端か?!
各メーカーからアドベンチャーツアラーと呼ばれるモデルが発売されていますが、起源はパリダカールラリーのファクトリーレーサーになります。現在ではオンロードでの走行性能に重点をおいたモデルの方が目立つ状況ですが、長年ユーザーの中にはファクトリーレーサーの本格的なレプリカモデルを望んでる方もいます。YAMAHAのコンセプトモデル「T7」は、その夢が実現するのではと期待させられるものがある様に感じます。
ただ、YAMAHAは、この「T7」は単なるコンセプトモデルだとしています。「T7」の開発にあたっては、フランスの公式ラリーチーム、イタリアのR&D、オランダのGK Design、ヤマハのエンジニア、デザイナー、プロダクトプランナーからなるチームが関わっている事から、毎年開催されているパリダカールラリーに出場するミドル級のファクトリーレーサー「WR450F Dakar」にインスパイアされたものである事は疑う余地も無く、俗にアドベンチャーツアラーと呼ばれるモデルとは一線を画す、オフロードを長距離走破できる本格的なモデルである事を示すと思われます。「XT660Z Ténéré」の次期モデルとして、開発が進んでいくと期待できます。
最高出力74bhp(推定)を発生させる排気量700ccの「CP2エンジン」を開発し、「T7」用に新設計されたシャーシに搭載しています。乾燥重量180kg(推定)を不整地走行するには、程よいバランスと思われます。さらに、アルミ製の燃料タンク、4灯のLEDプロジェクターヘッドライト、カーボンフェアリングとスキッドプレート、Akrapovic製のマフラーを装備しています。また、高車高仕様のKYB製フロントサスペンションを搭載しているのでシート高は895mm(推定)となっています。タイヤ・ホイールサイズは、前輪が21インチ、後輪が18インチとなっています。
まさに「WR450F Dakar」。しかしながら、「T7」はあくまでコンセプトモデルですのでの生産型になると多く箇所が変更されるかもしれませんが、全体的な方向性は生かされると思います。2018年モデルとして生産型がお披露目されるでしょう。
引用元:MCN「MILAN SHOW: Yamaha T7 concept is world's maddest MT-07」