Motorcycle
Ducatiは「Scrambler」に新たに「Scrambler Café Racer」と「Scrambler Desert Sled」の2車種を追加しました。
事前のティザームービーで予告されていたDucatiの「Scrambler」シリーズに追加の2モデル、「Scrambler Café Racer」と「Scrambler Desert Sled」が発表になりました。かつてDucatiが販売していたシングルエンジンの「Scrambler」がオンロードモデルから作られたように、逆に新しい「Scrambler」はよりオンロード志向のモデルと、よりオフロード志向のモデルを派生させました。現代版「450 DESMO」と「450 R/T DESMO」といったところでしょうか。
「Scrambler Café Racer」は「Scrambler Full Throttle」ベースにトラッドなカフェレーサーの外観を与えるために、短くフェンダーの無いテールに、シートを段付きに変更し、シングルシートように見せるための「Monster」のようなパッセンジャーシートカバーが取り付けられています。シート下のサブフレームの部分にはゼッケンプレートが追加されています。カフェレーサーであるならば、ハンドルは高い位置はありえないので、アルミクリップのセパレートハンドルになって低い目の位置で取り付けられています。シート高は805mmなので、ちょっとポジョンはキツめでレーサーな感じとなっています。
それに合わせてバックミラーはハンドルバーエンドに取り付けられているのでクラッシックなカフェレーサーの雰囲気はバッチリ。ブラックとゴールドのカラーリングと合わせて、古さと新しさが同居しているようなモデルとなっています。
「Scrambler Desert Sled」は「Scrambler Sixty2」をベースに、クラッシックなオフロードモデルような外観になっています。オフロード走行用にフレームには補強が入り、車高は他の比べて上げられていて、フロントにはストロークの長いKYB製倒立フォーク、リアもKYB製モノショックが装着されています。両方とも調整可能です。ホイールは前19インチ後17インチのリムのスポークホイールとなり、オフロード用のPIRELLI「Scorpion Rally STR rubber」が装着されています。この為シート高は高く860mmとなっています。
フロントフェンダーが高い位置に装着され、ハンドルバーはモトクロススタイルの幅広いものとなり、ステップはラバーを外せば滑り止めのスパイクが付いた本格的なものになります。
両モデルともシャーシとエンジンは共通で、排気量803ccの空冷2バルブLツインエンジンを搭載。75hpの最高出力となっています。
車重は「Scrambler Café Racer」が188kgで「Scrambler Desert Sled」が207kgです。
後、価格ですが「Scrambler Café Racer」は9,395ポンド(日本円で約120万円:2016年11月9日現在)。「Scrambler Desert Sled」は赤で9,395ポンド(日本円で約120万円:2016年11月9日現在)、白で9,495ポンド(日本円で約121万円:2016年11月9日現在)に設定されています。
引用元:MCN「MILAN SHOW: Ducati reveal Scrambler Café Racer」「MILAN SHOW: Ducati's crazy new Scrambler Desert Sled」