Motorcycle
KTMは、新型「Duke 390/200」のティザームービーを公開。
普通自動車免許で乗れる海外メーカー製の中型モーターサイクルとして日本でも好評を博しているKTMは、新型の「Duke 390/200」を発表します。公開されたティザームービーの最後で2016年11月8日に詳細を発表するとの告知です。ティザームービーでは新型の「Duke 390/200」がLEDヘッドライトユニットを装備している事をアピールするシーンで締めくくられます。
ティザームービー中では告知されていませんが、新型の「Duke 390/200」の発表は伊ミラノで開催されるEICMAショーで行われるようです。
一応、メーカー名はKTMとなっているのですが、新型の「Duke 390/200」の開発主体は生産を担当するBajaj Autoの手でインドにて行われており、現地ではカモフラージュ塗装が施された「Duke 390」と思われるプロトモデルが走行テストをしている所を映像や写真に多数収められています。
新型の「Duke 200」と「Duke 390」では、大排気量の「Duke」のようなシャープなデザインの外装を与えられます。イグニッションキーボックスはタンクに設置され、それにつながるシートは新しい設計となり、リアシートには「RC」シリーズのようなクラブレールが設置されています。外装関係で特に目を引くのが、左右に分割された4灯のLEDヘッドライトユニットです。ティザームービーを見る限りではけっこう明るい感じです。
メインフレームはあまり変化がないように見えますが、より高い安定性を向上の為に新しい設計のサブフレームが採用されています。
フロントサスペンションは黒いアルマイト加工が施されます。リアサスペンションには、泥から保護する為のフェンダーカバーを設置。メッツラータイヤが標準で装備されます。
制動性の向上を目的に新しいマスターシリンダとフロントブレーキレバーを採用し、320mm径のシングルフロントディスク、切り替え可能なデュアルチャンネルABSが採用されています。
エンジンは、現行モデルと同じ型ですが、欧州の排ガス規制Euro4に準拠するように改良されています。恐らく先に準拠した「RC 390」と同じ44hpの最大出力と35nmの最大トルクを発生するスペックになっているものと思われます。さらに減速時バックトルクを抑えるスリッパークラッチが採用されています。
排気管は従来のエンジン下から伸ばされ後輪横のオーソドックスな位置にサイレンサーが来るレイアウトになっています。恐らく排ガス規制に対応する為に排気管を長く取る必要があったためだと思われます。
かなり大幅なアップデートな様で、詳細の発表が気になります。スパイショットを見る限りでは、先代のちょっと野暮ったい感じのデザインが改善されているので、クラっと来てしまう人もいるのではないかと思います。後は、価格ですが「Duke 390」で592,000円、「Duke 200」で545,000円の水準は維持していただきたいものです。
最後に「Duke 125」ですが、新型に変わるのか、現行モデルが継続販売なのか分かりませんでした。新型に変わってくると予想はしています。
引用元:MOTOROIDS「VIDEO: 2017 KTM Duke Range Officially Teased ; Unveil on 8th November 2016」